正月早々、スター・ウォーズ

  • 2020.01.06 Monday
  • 18:12

 

私は元旦に還暦を迎え、ついに映画もシニア割で観られる齢になりました。

さっそくその元旦に「スター・ウォーズ /スカイウォーカーの夜明け」を観ようと近所のシネコンへ。

 

スター・ウォーズ シリーズの最初の作品、エピソード4の日本公開は47年前、私が大学1年の夏休みのこと。 もはや遠い昔、遥か彼方の銀河系での思い出です。

SF小説やSFアニメで膨らんだイメージを、ハリウッドの最新技術で映画化したらどんな素晴らしい作品になるのだろうと、わくわくしながら劇場へ向かいましたっけ。

しかし、宇宙船内のオモチャっぽさや、ストームトルーパーの衣装や動きのショボさにがっかりして帰ったことを覚えています。その後は続編が公開されてもまったく食指は動きませんでした。

 

ところが1999年に「エピソード1/ファントム・メナス」が公開され、当時小学生だった長男にねだられたので、しょうがなく劇場へ付き合うことに。

この作品は、のちにダークサイドに落ちて、悪のカリスマ、ダース・ベイダーになってしまうアナキン・スカイウォーカーの少年時代のお話でした。 この作品を観た私は、アナキン役のジェイク・ロイドの純粋さと、クイーン・アミダラ役のナタリー・ポートマンの可憐さにやられて、すっかりスター・ウォーズの虜になってしまったのです。

 

もちろんすぐに貸ビデオ屋へ走り、旧作の「エピソード5/帝国の逆襲」、「エピソード6/ジェダイの帰還」をビデオで観たことは言うまでもありません。

ここまでのスター・ウォーズ シリーズ全般に通じるテーマは、ひとりの人間の中に善と悪の心が共存しているのは自然なこと。ただ、そのどちらにも偏らず、常に両者のバランスの維持を心がけることこそが正しい在り方であるという考え方。そこには東洋哲学的な要素が感じられてとても共感しました。

 

ところが、2012年にルーカス・フィルムがディズニーに買収されてから制作された続三部作と言われる作品群には、哲学的なメッセージはほとんど含まれておらず、観客が喜びそうなストーリーと派手な戦闘シーンに終始。 完結編にあたる今回の「スター・ウォーズ /スカイウォーカーの夜明け」も、予定調和的なハッピーエンドでした。

この三部作はジョージ・ルーカスが構想していたものとはかなり違った作品になったと言われています。 古いSWファンとしては、もうちょっと鑑賞者にモヤッとした気分を残し、思索にふけるためのタネを植え付けて欲しかったというのが正直なところです。

 

ただ、47年前、最初にエピソード4を観た10代の私がスター・ウォーズにそんな説教くさいメッセージを期待したかと言えば、ノーです。 約半世紀も経つと古くからのファン自身の感受性も大きく変化してしまいますし、興行的なことを考えれば若い世代にも受け入れられなければなりません。作る側からすれば、なかなかしんどい作業だったことでしょう。

 

ともあれ半世紀、作る側も観る側もおつかれさまでした!

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
スター・ウォーズを見た事も、またそれに関心を持ったことも無い私ですが、お正月なのでお付き合いさせて戴きます。院長どのの書かれているように、興業である以上、観客の多くを楽しませるシナリオでなくてはなりません。でも客が帰宅後沈思黙考した時、人間として諭される内容が有ったことに気付くならば、それは大成功ではないでしょうか?嘗て「良薬は口に苦し」と言われておりましたが、美味しく味付けししかも長期的に見たとき、体調維持に十分役立っているような、料理を提供する食品産業こそ、今待たれていると思います。
  • 山野隆康
  • 2020/01/07 10:14 AM
山野さま
患者さまに寄り添い共感するだけでは生活習慣が改まらないことが多いので、つい現状にダメ出ししてしまうことが多い私には、少々耳の痛いおはなしです。
還暦を迎えてもぜんぜん人間が練れない私に合うお薬はないものでしょうか(≧▽≦)
  • 松本
  • 2020/01/07 5:04 PM
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