映画観るまでが長かったっておはなし

  • 2018.04.16 Monday
  • 19:00

 

土曜日の終業後、音楽評論家の患者さまから教えていただいた映画を観に行きました。

 

劇場は東中野ポレポレ。インターネット予約は受け付けておらず、劇場窓口で整理番号をもらう今やなつかしいシステムなので、封切日は混むかもと早めに出かけました。上映3時間前なのでさすがに若い番号でした。ちなみに午前中の上映は満席だったそうです。

 

整理番号を確保したあとは、時間つぶしを兼ねて古い機械式クロノグラフの修理を依頼するために西荻窪へ。 会社員時代の30年前に購入したのですが、そのあとすぐスーツと縁のない現在の仕事を始めてしまったので、オーバーホールもしないまま引き出しの中で眠らせていた時計です。

先週、入社式に向かう次男に使わせようと引っぱり出してみたものの、さすがにオイルが切れており、すこし動いたあとすぐに止まってしまいました。

 

ご店主の見立てでは修理費は私の予算を越えそうな雲行き。 ただ彼曰く「父親から息子へ引き継がれる時計を手入れするのは職人としてもうれしい話です。それにこのタイプは現在お客様の購入時の数倍の価格で取引されていますよ。ぜひ直して大切に使っていただきたい」とのこと。 そんなん言われたらねえ(^^;

評判の高い職人さんなので、正確な見積もりを出すまでにも2週間かかるとのことでしたが、もちろんお願いして来ました。

現在の取引き価格を聞いてしまったので、次男にはちょっともったいないなーと、、 さて誰の腕に巻かれることになるのでしょう(≧▽≦)

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(画像はトライフルのHPから拝借しました)

 

 

 

 

時計修理のお店から徒歩2分のところにあるジャズ喫茶JUHA。 時代にあわせてPOPでかわいいメニューなんか出してみても、このドアのしつらえが「ジャズ好きしか入るんじゃねえぞ」と主張してますよねえ(^^;

スピーカーはなつかしのDIATONE DS-77HRX 。 まだアナログレコードとCDの売り上げが拮抗していたころの普及品の名器です。もちろんレコードでアコースティックな時間を楽しんで来ました。

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お茶をしてもまだ少し時間があったので、阿佐ヶ谷のLAST GUITARでウクレレを数本試奏。 小金井在住のルシアー、濱田隆則氏によるインディアンローズ・シトカスプルースのコンサートサイズが素晴らしくてお持ち帰りしたくなりましたが、すんでのところで踏みとどまりました。 塗装はフレンチポリッシュでニカワ接着。ヘッドやブリッジの意匠は庭の柊の葉をモチーフにしたそうです。

クライマーでもある濱田氏の自然へのリスペクトがそのまま音に表れた繊細なトーンは、いつまでも弾いていたくなるほど魅力的でした。

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(こちらも画像はお店のHPから拝借)

 

 

 

 

前置きが長くなりましたが、肝心の映画はなかなか重い内容でした。 タイトルは「ラッカは静かに虐殺されている」。

ここのところに来てやっとISILの支配が終わりを迎えたシリアの街ラッカ。 ISILが首都と定め、外部のメディアが入れなくなったあの街で何が行われていたのか。 危険を覚悟でスマートフォンのカメラを武器にISILに立ち向かい、世界にラッカの惨状を発信し続けたR.B.S.S(Raqqa is Being Slaughtered Silently/ラッカは静かに虐殺されている)のメンバーたちを追ったドキュメンタリーです。

 

顔出しで登場するのは、ラッカを逃れトルコやドイツから現地メンバーの情報を発信する数人。 しかしその潜伏先でも次々にメンバーが暗殺されていきます。 恐怖に怯えながらも父親が処刑される動画を繰り返し見て、自らを奮い立たせるひとりのメンバーの目から、彼の心の動きを探ろうとしましたが、遠く離れた日本でぬるい日々を生きる私などに彼の心の闇の深さが理解できるわけはありませんでした。

それでもせめて、世界のあちこちで何が起きているのかを知ろうとする努力だけは心がけていきたいと思います。

 

あとから知ったのですがこの映画、封切り前からamazonプライムビデオで公開されていたらしいです。なんかビミョー、、(´Д`)

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コメント
ISに占領されたシリアの街「ラッカ」を軸に、彼らの暴虐ぶりを世界に伝えんと、決死の思いで活躍した若者たちの姿を、ドキュメンタリー の映画で公開しているとのこと。米国系の映画だそうですが終始ISとの対決で、さぞ緊張を強いられたことでしょう。ご次男様の就職、おめでとうございます。ではまた。
  • 山野隆康
  • 2018/04/17 5:32 AM
山野さま
知ろうとはしても何か行動を起こすわけでもありません。 ただ少なくとも自分がいま安寧な暮らしを享受していることが、途上国や紛争地の苦しみの遠因の遠因の遠因くらいにはなっていることを意識して過ごしていきたいと思います。

おかげさまでふたりの息子は職を得ることができました。長続きしてくれるといいのですが、、(^^;
  • 松本
  • 2018/04/17 9:59 AM
サリンなど化学兵器の直撃を受けて死んでいった人たちの悲劇も、地震や洪水の被害で苦しんでいる方々のケースも、偶々今回は自分が遭遇しなかっただけのことと考え、「安寧を享受」しつつも謙虚さを忘れず、いま自分に可能な範囲で援助の手を差し伸べるべきだ。ということになるのでしょうか?
  • 山野隆康
  • 2018/04/18 3:28 PM
山野さま
それなりにバランスしていた途上国に貨幣経済や科学や宗教を持ち込み、資源や労働力を安く買い取って成り立っているのが私たちの生活だと思っています。 そのせいで彼らに生じたアンバランスを先進国は、ケアするどころかあちこちで紛争に油を注いでいるように見えてしょうがありません。そこに直接関わっているわけではなくても、経済的な恩恵をお裾分けしてもらってる以上、日本ももう少し責任を果たす必要があると思います。
  • 松本
  • 2018/04/18 10:24 PM
ああ、そのことでしたら、コロンブスによる新大陸発見以来の課題だと思います。鎖国して、それなりの経済的バランスを保っていた我が国は、欧米人に開国させられ、関税権や治外法権で大きなハンディを付けられ、その解消に明治の半ばまでかかった、と記憶しています。院長どのの言われる状況は、ほんの少しまえからの状況ではないでしょうか?勿論、完全なコスモポリタンの立場に立てば、おっしゃられるとおりだと思います。では。
  • 山野隆康
  • 2018/04/19 5:24 AM
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