刺激的だわプノンペン♡ 最終日
- 2018.02.04 Sunday
- 10:04
この日も早朝豪雨。 乾季ちゃうんかい!(ーー゛) 残念ですがPinさんにはサイクリングのお断りを入れました。
しかし、こんなこともあろうかとバックアッププランは練っておきましたヨ。 きのう空振ったAAA(アプサラ・アート・アソシエーション)の先生から、「ふだんは日曜で休日ですが、明日はアメリカからのツアー客のために朝9時から練習を公開します」と聞いていましたので、まずはそこへ。
もちろん今日もトゥクトゥク移動です。 ホテルからは濡れるほどの距離でもないロイの奥さんの食料品店に走って、電話で彼を呼んでもらいました。
ロイの奥さんと赤ちゃん。そう言えば、きのうのランチは彼女が作る肉の麺でした(たぶん50円くらい。おいしかった)。 昨日今日といろいろ話すにつれ打ち解けてくれて、身の上話なんかも聴くことに。
彼女の英語はとても聞き取りやすかったので、そこを褒めたら「語学を学びに大学に行くはずだったけど子ども産まれちゃって、、」みたいなことから(^^;
彼女に限らず、カンボジアの女性はとてもひかえめでシャイなのですが、こちらが真剣に何かを伝えたがっていると分かると、まっすぐこちらの目を見て心をさぐってくれます。 若い男性ならその眼差しにやられちゃうかもね(≧▽≦)
ロイが来たのでAAAへ向かいます。ホテルはチェックアウトしましたので、自転車も一緒にトゥクトゥクに。
途中線路を横切りました。 カンボジア唯一の鉄道は、プノンペンから南西方向へ250kmほどのビーチリゾートであるシアヌークビルまで週末に1本だけ。 7時間の旅だそうです。 時間的には東京へ帰るより遠いけど、こんど来たらぜひ乗ってみたいなあ。
今日は見れました、AAAの練習風景。 動きがとてもシルキーで見とれてしまいます。アメリカ人ツアーの現地ガイドが先生の解説を通訳するのをタダ聴き。 ロイの英語では今いちアレで、、(^^;
小一時間舞踊を観賞したあとは、家人と私からのおみやげを渡しにPinさんの自宅へ向かいます。 まもなく到着というときにまたロイの急停車グセが。
焼いたトウモロコシを鍋の中のスープに浸けて食べるみたいです。 日本のトウモロコシより甘みが少なくて歯ごたえがあります。 焼き目の香ばしさと、きっとプラホックが入ってるであろうスープの旨みの組み合わせは、わるくないかも(^^)
Pinさんのおうちに着いて、今日の予定を相談。「ゆっくりしていって下さい」とのことでしたので、2日間の相棒ロイとはここでお別れ。 しかしロイは空港まで走るはずの約束の金額を払うと言っても、「近くに親戚があるから話が終わるまで待ってる」と言って聞きません。「My Friend」と呼んで名残り惜しんでくれる気持ちがうれしかった。「こんど来たらまた君に頼むから」と言って、やっと帰ってもらいました。
Pinさんは家人が勤めていたNPOの現地スタッフだった人。 今は通信関係の会社に勤務しています。 カンボジアではもっとも優秀と聞く王立プノンペン大学の日本語学科を卒業されたとのことで、日常的な日本語はだいたい通じます。
生後9か月の息子さんは、少し熱があるようですが元気。 抱っこしてもぜんぜん動揺せず、状況把握するために脳がフル回転しているのが伝わって来ます。 まるで大人のこちらが見透かされているよう。 賢い人になるんだろうなあ。
Pinさんの奥さんも素敵な女性でした。 とつぜん押しかけたのに歓迎してくれてありがとー!
おみやげのキッズ用サイクルジャージは2〜3年後には着れるかな。
友人のじゅんろーさんが昨年フランスのグランフォンド世界選手権を走ったときのお土産でくれた、フランス自転車協会のボトル。今回の旅行のお守り代わりに持ってきたのですが、これもはずみであげちゃった。 じゅんろーさんごめんなさい(^_^;
突然おじゃましたうえに、ランチまでごちそうになってしまいました。 坊やも一緒にね♡
カンボジアの家庭ではテーブルを使わず、床に置いた料理をみんなど取り分けて食べることが多いようです。
夢中でおしゃべりして、気がつくとあっという間に3時間くらい経っていました。 Pinさんにトゥクトゥクを呼んでもらい、あらかじめ仮眠用に押えておいた空港ちかくのホテルまで。 明日は成田に6:30に着、そして午後からは仕事です。 22:50の出発まで少し寝ておこうと思いましたが、目が冴えてしまってまったく眠れません。
バタバタと寝返りを繰り返したあと、もうすっかり眠るのはあきらめました。 ヤケクソでホテル脇の路地を歩いてみることに。
この国でもサッカーは大人気。
奥へ進むにつれだんだんスラム臭が、、
かわええ♡
長屋のような建物のドアはどこも開けっ放し。 昼間っから酒盛りしてる部屋もありましたが、それほどヤバい感じはありません。
まぁ、とにかくみんなフレンドリィ(^_-)
いよいよカンボジアとさよならです。 出発ロビーにはたくさんの日本人が。 そう言えば、滞在した4日間で日本人に会ったのは児童養護施設の理事長とIさん、あとはトゥールスレンの若い二人づれのバックパッカーだけ。 みなさんは世界遺産のアンコール・ワットを見に行ってたんでしょうね。 行きでお隣の席だった相馬市からのご夫婦、こんどは私の前の席でした。 「縁があるねぇ」なんて言いながら、おたがいのすばらしい旅に祝杯を上げました(^^)
行きは封切り直後のゴーギャンの映画でしたが、帰りはこちらも1月封切りの「ジャコメッティ 最後の肖像」をチョイス。 途中で寝ちゃいましたけど(^^;
今回の旅の動機のひとつは、言葉も通じない国に裸一貫で乗り込んで、間もなく還暦を迎える自分という人間がどう受け入れられるかを知りたい、という衝動でした。 ほんとうの自分の価値が量られる機会になる気がして、治安や衛生面よりもそこが出発前の私を緊張させていたのです。
杞憂でした。 レンズに向けてまっすぐこちらを見るその目に警戒心は感じられず、それは結果人としての私を励ましてくれることになりました。 もちろんそれは彼らの包容力によるもので、私自身の人間力によるものではないことは分かっています。 それでも私は褒められて伸びるタイプなので、思い込みでいいんです!(≧▽≦)
んで、つぎはいつ行こうかな(*^^)v
勝手して何日もお休みさせて頂き、患者さまにはほんとうにご迷惑をおかけしました。
山野さんが書いてくださったとおり、自分としては本当に実りの多い旅になりました。 旅の成果を今後の仕事にも活かしていきたいと思います。
私には、とてもできそうにもない、行程、内容で、先生の行動力、羨ましい。。。自分だったら、不安と恐怖で行こうなんて、思いもしないはずです。
田舎で育った私の近辺には、そんなアクティブシニア(失礼しました!)はいませんでした(笑)
ご無事で帰国された様子、また秩父の山々で、一緒にライドお願いします!
田舎度くらべでは、最寄りの駅まで60kmだった私んちの室戸の方がすごいのでは?(^^;)
青トゥーランさんの人柄なら、間違いなくカンボジア人はあたたかく迎えてくれます。エイヤッって気持ちでぜひ!(^_-)