初雪

  • 2016.11.29 Tuesday
  • 11:59

 

24日の雪には驚きましたね。 11月の降雪は54年ぶり、積雪に至っては観測史上初めてとのことでした。

 

雪が降ると必ず思い出す光景があります。

 

ちょうど30年前の冬のある日、出張で高知から上京し、当時サラリーマンだった私が住んでいた社宅に泊まった父親。 東京へは何度も来ていますが、厳冬期の東京は初めてだったそうです。 なにせおしゃれな男でしたので、「生まれて初めてコートを買った」 と嘆くそぶりもうれしそうでしたっけ。

 

そんな親子二人で過ごす夜、未明から降り出すという雪の予報にそわそわしている彼がやけに子どもっぽくて、この人にもそんな一面があったんだな、と驚きました。

 

と言うのも、彼はなにしろ厳しい父親でした。 褒められた記憶はまったくありません。 中学1〜2年生までは田舎町の優等生だった私ですが、3年生になったころからはやること成すことむちゃくちゃで、心配と迷惑ばかりかけ続けていましたので、当時の私には厳しくするより他になかったんだろうな、と親になった今ならとってもよく理解できるのですが、、(^^;)

 

さて、翌朝目を覚ましたら部屋に父親の姿がありません。 シーンと音のない外の様子からかなりの積雪であることが分かります。 寝ぼけまなこで半纏をひっかけて5階建て社宅の屋上に出てみたら、そこには子どものように満面の笑顔で雪とたわむれる父親の姿が。 あとにも先にもあんな無邪気な父親を見たことがありません。

 

70代半ばで解離性の大動脈瘤が破裂して突然死んでしまった父親ですが、思えばあの雪の日の父親は今の私と同い年でした。 

奇しくも同じ年頃の息子を持つ父親になった私は今、若い頃の私以上に ”ふつうに生きること” を拒否する息子たちに手を焼いています。 同い年の父親と愚痴でもこぼし合いたいけど、、 いやたぶんやっぱり自分のほうがひどかったからやめとこかな(;´∀`)

 

ブログ用に2.jpg

写真は怪獣ウーの後姿です。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
11月としては珍しい、と言われた東京都心部での降雪に、30年まえの亡きお父上様を思い出た院長どの。南国(土佐)育ちの方々には、50代になっても雪が好奇心の対象になっていた事など、北海道生まれの私には一寸唖然とした感じ。そして世代交代とともに、亡き祖父母の歩んで行った道を、今の自分が踏みしめて行く宿命に、哀歓の涙を催す!院長どのの素朴な一面に打たれた次第です。
  • 山野隆康
  • 2016/11/30 5:29 AM
山野さま
私は高校卒業までに一度も白い雪が降るのを見たことがありません。数年に一度みぞれでも降ろうものなら大騒ぎでした。

父親は身体は丈夫で好奇心も旺盛な男でしたので、生きていれば山野さんと同じくらい元気に過ごしていたのではないかと思います。 父親はもう居りませんので、哀も歓も含めて楽しんでしまう山野さんの姿を目標にがんばります!
  • 松本
  • 2016/11/30 10:23 AM
積雪でパニックになっている街を、スタッドレスを履いて、しれっと運転するのが好きだったりします。東北の田舎者の変なプライド?
雪って、どこか心踊る感覚ありますね。こどもの心が残ってるのですかね。
  • 青トゥーラン
  • 2016/12/01 7:40 AM
青トゥーランさま
こちら室戸の生まれなので不謹慎ですが台風でもソワソワです(笑)
雪はたまに見るのは好きです。だがしかし、骨皮な私は雪国に住むのはムリかなー(^^;
  • 松本
  • 2016/12/01 5:38 PM
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