初雪

  • 2016.11.29 Tuesday
  • 11:59

 

24日の雪には驚きましたね。 11月の降雪は54年ぶり、積雪に至っては観測史上初めてとのことでした。

 

雪が降ると必ず思い出す光景があります。

 

ちょうど30年前の冬のある日、出張で高知から上京し、当時サラリーマンだった私が住んでいた社宅に泊まった父親。 東京へは何度も来ていますが、厳冬期の東京は初めてだったそうです。 なにせおしゃれな男でしたので、「生まれて初めてコートを買った」 と嘆くそぶりもうれしそうでしたっけ。

 

そんな親子二人で過ごす夜、未明から降り出すという雪の予報にそわそわしている彼がやけに子どもっぽくて、この人にもそんな一面があったんだな、と驚きました。

 

と言うのも、彼はなにしろ厳しい父親でした。 褒められた記憶はまったくありません。 中学1〜2年生までは田舎町の優等生だった私ですが、3年生になったころからはやること成すことむちゃくちゃで、心配と迷惑ばかりかけ続けていましたので、当時の私には厳しくするより他になかったんだろうな、と親になった今ならとってもよく理解できるのですが、、(^^;)

 

さて、翌朝目を覚ましたら部屋に父親の姿がありません。 シーンと音のない外の様子からかなりの積雪であることが分かります。 寝ぼけまなこで半纏をひっかけて5階建て社宅の屋上に出てみたら、そこには子どものように満面の笑顔で雪とたわむれる父親の姿が。 あとにも先にもあんな無邪気な父親を見たことがありません。

 

70代半ばで解離性の大動脈瘤が破裂して突然死んでしまった父親ですが、思えばあの雪の日の父親は今の私と同い年でした。 

奇しくも同じ年頃の息子を持つ父親になった私は今、若い頃の私以上に ”ふつうに生きること” を拒否する息子たちに手を焼いています。 同い年の父親と愚痴でもこぼし合いたいけど、、 いやたぶんやっぱり自分のほうがひどかったからやめとこかな(;´∀`)

 

ブログ用に2.jpg

写真は怪獣ウーの後姿です。

 

 

 

 

 

 

 

 

旧作映画な日々(その4)

  • 2016.11.21 Monday
  • 17:39

 

わたしの旧作映画な日々もしつこく続けて第4回をかぞえました。 最近ではガッキーや校閲のドラマに時間を取られてペースは落ちてきましたが、ちゃんと観てますヨ。 今回はシリーズ物です。「ビフォア・サンライズ」 「ビフォア・サンセット」 「ビフォア・ミッドナイト」の3部作。

 

「ビフォア・サンライズ」★★★★★

1995年の作品ですが古さはまったく感じません。なぜならほとんどのシーンが若い主人公2人の会話のみで成立しているので、風景や脇役には意識が行かないからです。 それほど2人の俳優の息の合った演技がすばらしいとも言えます。

パリに向かう夕刻のユーロトレインの中で偶然出会うアメリカ青年ジェシー(イーサン・ホーク)とソルボンヌ大学に通う女学生セリーヌ(ジュリー・デルピー)。 青年は母国へのフライトを翌日にひかえ、「無為に過ごしてしまった欧州旅行を印象的なものにしたいのでウィーンで列車を降りて翌朝まで一緒に街を観て歩いてほしい」 と女学生に持ちかけます。 一見粗野に見えて、絶えず哲学的な自問に遊ぶ青年に興味を持った彼女は少し迷ってOKし、物語ははじまっていくのでした。

 

じつは私自身、似たような経験がありました。 大学2年か3年の夏、高知への帰省から東京へ戻る際の新幹線。 京都から乗って来て、隣りの席に座ったのはクラリネットのケースを抱えた清楚で美しい女性。 某音大の学生さんでした。 エレキギターにロン毛の私は彼女ことが気になってしかたありません。それは向こうも同じだったようです。 きっかけが何だったか思い出せませんが、話しかけないとかえって不自然なちょっとした出来事に助けられ、東京までの3時間を楽しく過ごしたのです。

ただ、つき合っている人がいることはカミングアウトしましたので、主人公たちと同じように連絡先は聞かないまま東京駅でさよならしました。 今でも彼女の名前を憶えているのは未練がましい男のサガですね(^^; 

 

 

 

「ビフォア・サンセット」★★★★★

2004年に 「ビフォア・サンライズ」 の続編として公開されました。 ’95のあの夜を題材にした小説を書いて成功し、キャンペーンでパリを訪れたジェシーは、ある本屋で記者会見を開きます。 その店の片隅にはセリーヌの姿が、、

半年後の約束の日に逢えなかったふたりは、9年ぶりに再会したのもつかの間、ジェシーの帰国のフライトまでは85分しかありません。 あの頃23才だったふたりも32才。それぞれの人生は次のステージへ進んでいましたが、パリの街を歩きながら弾む息の合った会話は、あの夜と同じようにふたりの心を高揚させます。

ラストシーン、セリーヌを部屋まで送ったジェシーは、ギターで歌を作っているという彼女に1曲だけ聴かせてとおねだり。 この歌がものすごく沁みました。 映画はここでフェードアウト。 その後のふたりがどうなったのか、想像させるだけさせといて、またもやイケズな終わり方(≧▽≦)

 

 

 

「ビフォア・ミッドナイト」★★★☆☆

出会いから9年後に撮られた前作。そのまた9年後の2013年に公開されたのが本作です。 前2作と同じ監督、同じ主演俳優ふたりで撮られたこの映画は、脚本もその3人によって書かれたそうです。

前作のラストシーンのあと、ふたりはその後の人生を、理性と情熱のどちらに委ねたのでしょう。 冒頭で一目瞭然ですがそれは観てのおたのしみ。

前二作までの主人公ふたりの間には、お互いの価値観をきちんと相手に伝え、日常に議論は絶えなくても懸案事項はうやむやにはしない、というコンセンサスが成立しているように見えました。 感情に任せた発言はなるべく控えて論理的に問題を解決していたのです。

ところが本作では、お互いの感情が大爆発します。 観客はロマンティックないい話だった前二作から、いきなり身に覚えのある現実世界に引き戻されることでしょう(笑) もちろんご多聞にもれず私にも覚えがありますので、生々しすぎるぶん減点で星三つとさせていただきます(≧▽≦)

 

 

ここまで観てしまったので、6年後にきっと公開されるであろう続編も観ないわけにはいかないだろうなあ(笑)

 

 

第二作「ビフォア・サンセット」のラストシーンのセリーヌの歌。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尾根みちサイクリングのあとW.C.カラスのライブへ

  • 2016.11.15 Tuesday
  • 20:34

 

秋もどんどん深まってきましたね。 木枯らし1号が吹いた日など、骨皮ベリィスジスジな私はどこかにひらひら飛んでいってしまいそうでした。

さて、1年ほど前にKOTEZのライブを聴きたくて初めて訪れた小手指のライブハウス ”たらまガレージ”。 誘われるに任せて打ち上げまで参加させて頂き、その席で隣り合わせたのがサイクリストのT巻さんでした。 日曜日にはその彼と奥武蔵グリーンライン経由でたらまガレージを再訪し、W.C.カラスを聴いて来ました。

 

 

尾根道へは関の入線からアプローチ。 たまたまふたりともMTBのシューズでしたので、以前から気になっていた ”五常の滝” を見てきました。 ”五常” とは儒教で説く五つの徳目、仁・義・礼・智・信のことだそうです。 それがこの滝とどう結びつくのかはよく分かりませんが、心が鎮まる趣のある滝でした。

2016.11.13たらま1ブログ.jpg

 

 

ご一緒いただいたT巻さん。 自転車でははじめてのお手合わせでしたが、幸い脚が合ったのでのんびりおしゃべりしながら楽しく走れました。

2016.11.13たらま2.JPG

 

 

グリーンラインでいちばん好きな場所。

2016.11.13たらま4ブログ.jpg

 

 

刈場坂峠が通行止めでしたので、はじめて高山不動尊の林道を下ってみました。この林道、下りでも気を使うくらいの斜度でした。ぜったい上りたくないです。 おまけにマムシトラップ付き。この銭形模様は何度見ても背筋が強ばります。 ヘロヘロになった上りでこんなの踏んだらと思うとゾッとしますねえ(◎_◎;)

ブログ2016.11.13たらま5ブログ.jpg

 

 

 

小手指のスーパー銭湯でさっぱりして、いざたらまへ。 この日のカラスはいつもに増して絶好調でシャウトも3割増し。 あの絶好調ぶりは、聴衆の中に若くて魅力的な女性客が何人も居たことと無関係とは思えません(≧▽≦)

2016.11.13たらま9ブログ.jpg

 

 

 

打ち上げはいつも通りおとうが大活躍。 若い人をもドッと沸かせる軽妙な受け答えをはさみながら、82才とは思えない艶のある声とタイトに決まる三線のリズムでみんなをハッピーにしてくれました。

2016.11.13たらま6.JPG

 

 

打ち上げの際、カラスは 「率直な意見を聴きたい。ときには批判も聴いてみたい」 と言っていました。

 

たしかにふつう日本人は面と向かった相手を批判することが苦手ですもんね。 ただ、カラス自身はわりと率直に物を言う人という印象。そういう人は自分も他者からの率直な評価を聴きたいと願う傾向です。 配慮よりも誠意が優先されるタイプなのだと思います。 じつは私もそんなタイプなので、今まで何度言葉の選び方で痛い目にあったか分かりません。

 

面と向かうシチュエーションに限らず、自分の心の声が口から出るとき配慮のフィルターがオートマティックに機能するのが日本人の仕様なのに、中にはマニュアルでしか操作出来ない人も居るんです。そしてその操作が苦手という、、(>_<)

 

しかし、表現者たるものそれで良いのだと思います。 自分を語るにせよ自分以外を語るにせよ、聴く人に配慮した表現などに魅力は感じません。 これからも自分の内面をさらけ出して、もっと言えば心の局部を隠さずにステージに立って、「本当の自分を知ることを恐れるな!」 と叫び続けてほしいです。

 

この夜、スキップ・ジェイムスのスタイルで2曲演ってくれたのですが、これは良かったなあ。 カラスのマイナーブルースは絶品です。 局部まる出しでした(≧▽≦) 

 

 

 

たらまの飼い猫”カル”。 所在なさげにステージをお散歩中。 また聴きに来るよ。

2016.11.13たらま10.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋のモンテラック・ツーリング

  • 2016.11.07 Monday
  • 21:46

 

秋、空気が澄んで遠くのものは見渡せるようになりますが、お陽さまがすこし遠くなり光がやわらかくなると、しっかり掴んでいたはずの身近なものの輪郭や手応えがおぼろげになるようで、なんだか心細くなります。

 

毎年晩秋の頃、私が所属する自転車チーム "L.C.モンテラック" では、チームの本拠地である山中湖のペンション・モンテラックへ往復するツーリングが開催されます。 今年は土日とも絶好のサイクリング日和でメランコリックな気分も吹き飛びました! (^_-)

 

 

土曜日は、ほかのメンバーが箱根越えや道志越えで自走する中、半どんの仕事を片付けたあと、同じく所用で自走出来なかったchellちゃんの車に乗せてもらってアプローチ。 キレッキレの男前な運転でした(@_@)

2016.11.5モンテツアー12.JPG

 

 

ひとっ風呂浴びたらすぐ宴会突入! 今年はチームメイトでペンションオーナーのはんくまさん夫妻を含め16名で大さわぎしました。 写真は当日放送されたNHK「超絶 凄ワザ!」に全員釘づけになり、日本チームが自転車世界記録に挑むシーンを息をころして見まもっているところ。

2016.11.5モンテツアー11.JPG

 

 

いつもは厨房に籠りきりの はんくまさんも宴会に参加してくれましたので、今夜はビュッフェ・スタイル。 どの料理もおいしかったです! 写真はつかぽんの投稿から拝借。

2016.11.5モンテツアー13.jpg

 

 

まだ1才にならない二代目 ”スマイル”。 人なつこくてかわいい!

2016.11.5モンテツアー10.JPG

 

 

 

宴も終盤、NHK「3月のライオン」を観ながら大好きなアニメをアツく語ったあと、テーブルが片付けられてもひとり飲み続けるイノッチ。 

2016.11.5モンテツアー8.JPG

 

そしてこんななっちゃってますが、この人来週には「ツール・ド・おきなわ」210km走るらしいです。 大丈夫なのでしょうか(^^;

2016.11.5モンテツアー9.JPG

 

 

 

 

遅く起きた日曜の朝の富士山。 見晴らしの良い3階の寝室にはまだ寝てるメンバーが居るので遠慮して、2階のバルコニーに出て撮った写真。 気がつけば朝露で靴下ビショビショ、、

2016.11.5モンテツアー7.JPG

 

 

 

出発前に看板撮ってたら、早朝 刺し網漁の操業を終えて駆けつけた漁師のしげさんが構図に闖入して来ました。←見た目はそうとしか見えませんが職業はウソです(≧▽≦)

2016.11.5モンテツアー3.JPG

 

 

記念撮影。 いちばん手前に、はんくまさんに呼ばれたスマイルの頭も写ってます。

2016.11.5モンテツアー1.JPG

 

 

 

道志みちの紅葉は山伏峠のあたりがそろそろ見ごろ。 道志みちで帰るのはしげさんとだまさんと私の3人。 仕事が忙しくてあまり自転車に乗れていないはずのだまさんですが、まるでそのストレスを向かい風にぶつけるような鬼牽きぶり(笑) ずっと機関車役をしてくれたので予定よりも早く帰着できました。

2016.11.5モンテツアー2.JPG

 

 

”道の駅 どうし” の野菜売り場の片隅で売られてたウメモドキの枝、324円。 朱色の実が可憐でつい買って帰りたくなりましたが、東京に着いた頃にはただの枯れ枝になっているのは間違いないのであきらめました、、

2016.11.5モンテツアー5.JPG

 

 

人恋しい秋ですし、ひとりが好きな私でもやっぱりたまには気の合った仲間たちと走ったり飲んだりするのは楽しかった!

またあそんでね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧作映画な日々(その3)

  • 2016.10.31 Monday
  • 17:01

 

amazonプライムビデオ、まだまだ観てますよぉ(^_-)

 

「アラモベイ」★★★☆☆

実話をもとに1987年に公開された映画です。’75年にサイゴンが陥落して多くのベトナム難民がアメリカへ渡りました。 テキサスの漁師町アラモベイでは不漁が続いた上に、ベトナム難民たちの漁業への参入で生活を脅かされることになった白人たちが、彼らを排除するために非人道的な手段に出ます。 白人側のリーダー役のエド・ハリスが若くて髪の毛も健在。 男臭さムンムンでした。

当時インドシナで難民となった人は144万人。 そのうちアメリカは約80万人、日本は約1万人を受け入れました。 大国のエゴに振り回されて国を失い、生活を失い、中には家族を失った人々が、今も世界中のあちこちで厳しい日々を送っています。 この映画のような出来事もきっと日常茶飯事でしょう。 とても遠い世界のはなしとは思えません。もっと真剣に知り、考えなければいけない問題だと思います。

 

 

「シャトーブリアンからの手紙」★★★★☆

「ブリキの太鼓」 のフォルカー・シュレンドルフ監督の作品です。 ナチス占領下のフランス、シャトーブリアン郡の収容所には政治犯が多数収容されていました。 この地域を管轄していたドイツ軍の将軍は反ナチで、側近には思想家として有名なエルンスト・ユンガーが居り、フランス人との良好な関係を模索していました。

そこへある日ナントで起こったパルチザンによるドイツ将校暗殺事件の報復として、総統府から150名の政治犯の報復処刑命令が届きます。 混とんとした状況の中で起こる出来事を、映画は淡々と描いていきますが、当時のドイツ軍内部のナチ信奉者と知識層の意見の相違や、ドイツ軍に協力せざるを得なかったフランス人官憲や公務員の葛藤がしっかりと伝わってきます。 ギリギリのところで絶望に沈まないように精神を支えてくれるものは何か。 戦争や死生観について考えさせられる映画でした。

 

 

「WOOD JOB〜神去なあなあ日常〜」★★★★★

おもしろかったです!  これ、たぶんまた観ると思います。 高校受験に失敗した若者が、ふとしたきっかけで林業に身を投じるコメディ。 私の母の里も林業の村でしたし、最近何人か林業に関わっている知り合いが出来たこともあり、とても身近な題材でした。

レビューを見ると林業のプロが何人も観ていて、みなさん内容には納得されているようです。 農業・漁業もそうですが、就業人口がどんどん減って先行きが心配される中、こういう映画が起爆剤になってくれるといいなあ。 

 

 

「映画 立川談志 ディレクターズカット」★★☆☆☆

立川談志という人はどうも好きになれません。 私が若い頃は、奔放な発言がウケてよくテレビに出ていましたが、人間同士の関わり合い方に対する執着が強く、私の苦手ないわゆる ”かまってちゃん” に見えました。

私も齢をとって多少練れてきたはず、人のことを嫌いのままで居るのも気持ち悪いので、この映画を観て彼のことを見直す機会にしようと思ったのです。 結論から言うとムリでした。 自分の発言に説得力を持たせるために口角を下げて、話し出すときに「んぁ〜」「んん〜」とか、もったいをつける感じはまるで政治家のようです。いや、この人いっとき政治家もやってましたっけ(笑)

 彼の十八番 「芝浜」 はたしかに巧いと思いますが、顔や発声、姿勢には人格が出ます。やっぱり好きにはなれませんでした(>_<)

 

 

「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」★★★☆☆

18〜19世紀にかけて活躍した伝説のヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニの伝記映画です。 パガニーニを演じるのはデイビッド・ギャレット。 私はよく知らなかったのですが、彼自身クラシックをベースにポピュラーの分野で活躍するプロのヴァイオリニストのようです。 路線としては葉加瀬太郎さん? 彼をもう少し細くして、もう少し顔の彫りを深くして、あといろいろいじったかんじでしょうか(^^;

さて、パガニーニは当時の作曲家たちにも高く評価されており、シューベルトなどは家財道具を質に入れてコンサートのチケットを手に入れ、演奏を聴いたときには涙を流したそうです。 ほかにもショパン、シューマン、リスト、ベルリオーズなどお歴々の絶賛コメントが残っています。

さてこの映画、ストーリーはシンプルなのですが演奏シーンはすごいです。 5億円のストラディバリウスをヘビメタ・ギタリストの1音半チョーキングよろしく、弓の毛を切りまくり、激しくたなびかせながらの官能的なトーンは圧巻でした。

 

 

「ジュリー&ジュリア」★★★★☆

1949年に外交官外交官である夫の赴任先のパリでフランス料理に目覚め、8年かけて524のレシピをまとめた本を執筆し、「アメリカの料理の母」と呼ばれたジュリア・チャイルド。 かたや2000年代のニューヨークで日々に達成感が得られず悶々と過ごしていたジュリー・パウエルは、「ジュリアの本のレシピを1年間で全部作る!」 とブログで宣言して、毎日のフルタイムワークのあと自宅キッチンで奮闘します。ブログは評判を呼び、ついに彼女も本を出版することに。 

カメラは1950年代のジュリアと、今を生きるジュリーに変わるがわるフォーカスを当てていくのですが、私がいちばん印象に残ったのは、2人の女性の夫が愛する妻をゆるす心でした。 こんなに心の広い男が世の中に居るのかしら?いや、きっと居るんだよなァ。と自身の狭量さを振り返ってちょっとしょぼんとしてしまいました。

あ、あと映画の冒頭、パリの街でジュリア夫婦が乗っていたビュイックの’50年型ロードマスター・ステーションワゴン。 この時代、日本は復興でたいへんだったわけですが、それはそれこれはこれ。 カッコ良いものはかっこいい!

1950_Buick_Roadmaster_Estate_Wagon.jpg

(画像はwikiから拝借)

 

 

 

 

 

 

 

 

秋のトトロ・トレイルへ

  • 2016.10.24 Monday
  • 11:31

 

朝夕の空気の冷たさに、すこしづつ秋の深まりが感じられるようになりましたね。

日曜日のサイクリングは、ひさしぶりにトトロ方面の雑木林の森へ出かけてきました。

 

 

東久留米の農園。 まだアサガオ?と思われるかもですが、俳句では朝顔は秋の季語として使われたりするらしいですよ。 

2016.10.23狭山湖1.JPG

 

 

所沢をぬけて狭山丘陵の取りつき、八国山緑地へ。

2016.10.23狭山湖2.JPG

 

 

この日は少し風がありました。コナラやクヌギなどの武蔵野の雑木の葉擦れの音が心地よかったです。

2016.10.23狭山湖3.JPG

 

 

八国山緑地は、今やすっかりユニサイクルにハマッているチームメイトのシブさんのホームグラウンド。 いつもの彼の休憩ポイントで。

2016.10.23狭山湖4.JPG

 

 

 

八国山から数百メートル先の多摩湖自転車道を経由して、こんどは六道山トレイルへ。 いつもは尾根道のトレイルを2往復するだけなのですが、はじめて”里山民家”へ下りてみました。 都が武蔵野の里山の田んぼや民家を再現したエリアです。 稲は刈り取られていましたが、8月に開催されたらしい手作り案山子コンテストの作品が畦のあちこちに。

2016.10.23狭山湖5.JPG

 

 

民家の中では、手揉み茶の加工工程が実演されていました。

2016.10.23狭山湖6.JPG

 

 

 

 

狭山湖の突堤。あー清々する!

2016.10.23狭山湖20.jpg

 

 

犬も清々。たぶん、、(笑)

2016.10.23狭山湖10.JPG

 

 

2016.10.23狭山湖14.jpg

 

 

 

 

西武球場前には、私が若い頃に憧れた日産SR311をレストアするショップがあります。 見事なコンディションの1台が停まっていたので写真を撮らせて頂きました。 仕事の手をやすめてひと息入れているご主人に訊いてみるとこの方、60年代後半のGTクラスのレースで活躍されていたとのこと。 '60年に、田中健二郎が日本人として初めてドイツGPで表彰台に上がったときのトロフィーはじめ、レジェンド達からのプレゼントが無造作にそこここに。 

2016.10.23狭山湖9.JPG

 

オーバーホール待ちの、初代シルビアのOHVエンジン。 人間の手で作った部品たちだということがが伝わって来ます。そのエンジン音も血が通ったものになるのは当然ですね。

2016.10.23狭山湖17.jpg

 

 

 

ついでと言ってはアレですが、狭山丘陵にある恩師の墓にもお参り。 カタツムリがはまってたけど、居心地良さそうだったのでそのままにしといてあげました。

2016.10.23狭山湖7.JPG

 

 

 

恩師の墓のすぐ近くの区画には、若くして世を去ったカリスマ・シンガーソングライターの墓があります。 墓碑銘には 「生きること。それは日々を告白してゆくことだろう」 という彼の言葉が刻まれています。

帰りの道すがら自分なりにその言葉の意味を考えてみました。 「自分固有の心の動きをを記述する習慣をもたなければ他人との差異がなくなり、自分を生きている意味がない」 ということ?  しらんけど(笑)

2016.10.23狭山湖8.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笠山峠(七重峠)はお初でした

  • 2016.10.17 Monday
  • 17:04

 

ここに来てやっと秋らしい日が続きましたね。 

今年の自転車レースもぜんぶ終わったので、ハァハァいう乗り方はもうしません。 日曜には空の高さを感じたくて、のんびり山方面をサイクリングしてきました。 ルートは飯能駅→笠山峠→定峰峠→堂平山→上川橋→飯能駅。100km弱で獲得標高1,700mくらいでしょうか。 のんびりとは言え、お昼寝できる時間には帰宅したいところです。

 

 

都幾川沿いの県道172号線。 道端のお地蔵さま

2016.10.16笠山10ブログ.jpg

 

 

阪神ファンの習性で、トラっぽい模様には過敏に反応します(笑)

2016.10.16笠山11.JPG

 

 

 

松郷峠を上っているとき、ふと視線を感じて振り向いたら(笑)

2016.10.16笠山9.JPG

 

 

 

笠山の登り口。 私が子どもの頃、お年寄りの会話にはふつうに「丁」という単位が使われてましたっけ。 ちなみに1丁は60間、約109.2mです。

2016.10.16笠山8.JPG

 

 

 

笠山はかなりの標高のところまで民家があります。 なぜこんな山奥に、と思いましたが、この木を見て納得しました。 私の故郷の高知など暖かい地域でよく見かけるマキの木がりっぱに成長していたのです。 標高があっても南斜面で畑作などにも適しているんでしょうね。 懐かしいマキの実の味を思い出しました。

2016.10.16笠山5.JPG

 

 

 

えッ!ツツジ?  あとから検索するとツツジには秋にも咲く株があるのだとか。

2016.10.16笠山7ブログ.jpg

 

 

こんなんいらんし(◎_◎;)

2016.10.16笠山6.JPG

 

 

 

笠山峠は距離6kmで平均斜度が9%、あっという間に空の上に連れて行ってもらえます。鞍部まではあとちょっと。

2016.10.16笠山4.JPG

 

 

 

堂平山の天文台は12:30。 ご覧のようにカメラを北に向ければ晴天なのですが、南側はどんどん雲が密集してきてイヤな感じになって来ました。

2016.10.16笠山3ブログ.jpg

 

 

 

白石峠の途中から林道赤木七重線へ分岐して上川橋まで。 ここもいちど来てみたいと思っていた場所です。 この日はここで折り返しましたが、次は館川ダムまで行ってみようと思います。

2016.10.16笠山2.JPG

 

 

 

刈り取られた稲田の匂いは郷愁を誘います。 早稲を植える室戸では稲刈りはお盆の頃。9月になると開け放った窓から入ってくるこの匂いと虫の声にほっこりしながら眠ったっけなぁ。

ほんとうは「上谷の大楠」にも寄りたかったのですが、雨がポツポツ落ちてきたので、まったりサイクリングはここまで。 全力で飯能駅へ戻りました。

2016.10.15笠山1.JPG

 

 

お天気が良ければ来週も来ちゃうかもなー♪

 

 

 

 

 

 

 

旧作映画な日々(その2)

  • 2016.10.07 Friday
  • 17:10

 

前々回にも書きました私のamazonプライムビデオ映画鑑賞ブームですが、いまだ絶賛継続中です。

2週間のあいだに7本。  ん?”週間のあいだ”?はヘンかな。 ま、いいか(笑) さておき今回から私基準の5段階評価もつけていこうと思います。

 

「プレシャス」★★★★★ ←5段階評価の満点ってことです(^^;)

ニューヨークのスラム、荒んだ家庭環境で育った黒人の女子高生が、ある教師との出会いによって自分の人生にも”価値”があるのだということに気づきます。 その教師や友人のサポートを得て彼女なりの努力をするものの、不幸な運命は底なし沼のように彼女の足を掴んで離しません。 しかし、幸せが相対的なものではないと気づいた彼女は、どんな運命でも受け容れられる強い心を手に入れていました。 人生の価値について考えさせられる映画。  主人公プレシャスの母親役のモニークはもともとコメディアンらしいのですが、屈折した人格由来の狂気を含んだ目はとても演技とは思えず、見ているこちらも緊張してしまいました。

ソーシャルワーカー役でマライア・キャリー。看護師役でレニー・クラヴィッツが出演しています。 マライアの演技は上手かった!

 

「最強のふたり」★★★☆☆

レビュー欄での評価が高かったので観てみました。 頚髄損傷で身体が不自由になった富豪と、ひょんな出会いからその介護人になった貧困層の黒人青年との心の交流を描いた映画です。 貧富や人種の差で人を値踏みしない人同士なので、純粋にお互いの生活水準のギャップをおもしろがって過ごすうちに友情が深まっていくお話し。 この映画は実話がもとになっており、エンディングではモデルになったふたりの映像も紹介されます。 いわゆる”いい話”が好きな人にはたまらないかも。

 

「愛する人」★★★★☆

おそらくタイトルを聞いただけでは観る気にはならなかったのですが、これも評価が高かったので観てみました。 原題は「Mothr and Child」。映画の内容から考えると原題のままのほうがしっくりきます。 4世代にわたる母と娘の関係性の物語。 女性のための映画だと思います。ストーリーは綿密に構成されていて最後の最後まで意表を突かれっ放し。 母を演じる女優たちの演技がすばらしくて男どもがあれこれ言える映画ではありません。 とりわけ心の動きを表情だけで演じてしまうアネット・ベニングは出色でした。

 

「刺さった男」★☆☆☆☆

スペインの映画は初めて観ました。 織探しがうまく行かない中年男が遺跡発掘現場の大きな穴に転落。足場の鉄筋が後頭部に刺さったまま動けなくなり、それでも生きている自分をテレビ局に独占取材させてその報酬を家族のために残したいと希望します。 しかし家族はもちろんそんなことより彼の回復を最優先させ、もし回復がみこめないようなら家族だけの時間を希望します。 結末は書きませんが、いろいろシュールすぎてしんどかった(*_*)

 

「ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド」★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★(≧▽≦)

言わずと知れたレゲエのレジェンド、ボブ・マーリーの伝記映画です。 この映画の存在は知っていましたが今まで観るのを先延ばしにしたのは不覚でした。 すごい、なにしろすごい男です。 時代が彼を求め、そこに降臨したのが彼なのでしょう。 レゲエに興味がない人にもぜひ観てほしいです。私の中では音楽映画の最高傑作は「ウッドストック」なのですが、この映画はおそらくその次にランクされることになります。

ラスタファリ運動自体についてはつっこみどころも多いのですが、ボブ・マーリーのような人間が身近に現われたとしたら、その人間臭いカリスマ性に抗える人はそう居ないはず。 自分の属するコミュニティに利益を約束して影響力を手にする政治家と違って、彼は人間のもっと根源的な部分に訴えかけるメッセージを音楽に乗せて伝え、世界中の人に影響を与えました。 私もひさしぶりに彼のアルバムを引っぱり出して何度も聴いています。

 

「ワイルドマン・ブルース」★★★★☆

ウディ・アレンが多才なのは知っていましたが、クラリネットを演奏することは知りませんでした。 彼がニューオーリンズ・ジャズのバンドを率いてヨーロッパの都市をツアーするドキュメンタリー映画です。 

フィクションの映画の中に出演しているときの彼はいつも、ペシミスティックな言葉を連発するものの、そこにおかしみがあって憎めないキャラ。 この映画で紹介されるふだんの彼もあのまんまでした。演じていたわけではないんですね(笑) 妻や妹に愛されて「はいはい、よしよし」って包んでもらえているのでどうにか自己肯定感を損なわないでいられるのがよく伝わってきました。

 

 

ウォッチリストにはまだまだたくさん面白そうな映画を眠らせてありますので、また紹介させてくださいね♪

 

rootsOfLegend.jpg

 

 

 

 

 

 

 

赤城山ヒルクライム (参加5回め)

  • 2016.09.27 Tuesday
  • 19:04

 

秋雨前線や台風の影響で、先週は毎日すっきりしないお天気が続きましたね。 それでも毎年たのしみにしている 「まえばし赤城山ヒルクライム」 が開催される日曜日には、朝からすっきり晴れました。

 

ヒルクライムレースの受付はだいたい前日に行われます。 なので土曜は午前中の診療を終えたあと、いつも大急ぎで片付けをして受付会場へ向かいます。 会場では人懐こい豆芝が出迎えてくれました。

2016赤城1ブログ.jpg

 

 

 

受付会場となりの上細井公園の飛行機型のジャングルジムは、毎年ここに来るたびに気になっていました。 パイロットになりたかった子どもの頃に遊べたら相当萌えただろうなぁ。 今年は少し時間に余裕があったので近くでゆっくり眺めて来ました。 ひんやり心地よい手触りと、鉄とペンキの混ざった懐かしい匂いに半世紀ほどタイムスリップしましたヨ。

2016赤城8ブログ.jpg

 

2016赤城9.JPG

 

 

何よりたのしみにしていた前夜祭は、 昨年はじめてお世話になってチームメイトに好評だったスペイン料理のお店 「エル・ヴィエント」 で。 

2016赤城3.JPG

 

 

今年も美味し楽しかったです!  ただ、写真右奥のシャーマン夫婦の♂の方が、知らないうちに私のグラスに次々ワインを注ぎ足して ”わんこワイン"  なことになっていたらしく、気がつくとずいぶん酔っ払ってしまいました(>_<)

2016赤城4.JPG

 

 

2016赤城6.JPG

 

 

 

レース当日は快晴。 ブルベに出るたび雨はもちろん台風や雪を呼び、昨年のこの大会ではドローンまで降らせたその道では有名な雨乞いシャーマン夫婦が参加していたことを考えれば、まさに奇跡の好天(≧▽≦) 

 

白石峠を2本上るなどレース前の2ヶ月はわりと真面目に練習して、ここ数年の中ではいちばんコンディションが良かったので、ひそかに90分切りを狙ってスタートしました。 レース中も自分に甘い自分とは思えないくらい頑張ったのにあえなく撃沈、、 

他人のせいにしたほうが気が楽なので、今年の不調は ”わんこワイン” のせいにしときます(笑)

 

2016赤城5ブログ.jpg

下山渋滞でよそ見していたら、畑の柵がキュートだったので一枚。

 

 

 

エースのミヤケンは、今年エキスパートクラスのゼッケン”1”をもらっていたものの、そちらは辞退して実業団のE1クラスでの出走でした。 序盤でF.ディレイラーのケージが破損してチェーンを落として噛み込んでしまい、沿道のおじさんに修理を手伝ってもらってレース復帰したものの入賞を逃してしまったとのこと。 残念でした、、

女史のエース、K夫人は今年からエキスパートクラス。 かなり緊張して臨んだようですがりっぱに4位入賞。 さすがです。

トリミング2016赤城7ブログ.jpg

 

 

年々遅くなって恥ずかしいのですが、それでもみんなで汗かくのは楽しいので、たぶん来年もここに来てしまうような気がしてます(^_^;)

 

 

 

 

 

 

 

敬老の日につらつら考えました

  • 2016.09.22 Thursday
  • 10:01

 

練馬区では、毎年敬老の日に長寿の区民にお祝いが贈られるとのこと。 先日その敬老の日に休日診療していたところ、1月に米寿を迎える患者さまが来院され、「前倒しでお祝いもらっちゃうと、給料の前借りを踏み倒すようで気づまりで、死にたいときに死ねないよ」 と笑っていらっしゃいました。

 

この方は音楽・文学・哲学・社会情勢に通じ、若い人に対してもリスペクトの気持ちを忘れず、時代の流れに柔軟に対応して、87歳の今も充実した日々を過ごしていらっしゃるので、とても今日や明日に体調が怪しくなるとは思えないのですが、先日友人のお葬式に参列された際には 「だんだん友人が少なくなってさみしくなる」 とこぼしていらっしゃいました。

 

 

総務省が敬老の日にあわせて発表した統計では、全人口のなかで統計上高齢者に分類される65歳以上の人の割合は27.3%に上り、数・総人口比ともに過去最高を記録したとのことです。 女性に限定すると30.1%と、ついに30%を超えたのだとか。

 

高齢化社会に突入して、社会保障制度の限界や選挙の際の年齢層の偏りによる「シルバー民主主義化」など、心配されていたことが現実になりつつあります。 高齢者の仲間入りにカウントダウンが始まった気の小さい私などは、長生きしていいの?どうなの?と、誰に訊いても答えが見つかりそうにない疑問に頭の中は右往左往です。

 

ふり返ってみると、40代、50代は仕事や子育てで社会や家庭に貢献している手応えが大きくとても充実した年代でした。 ただ、この年代では職業人としての使命を果たすことや我が子を守ることが最優先になってしまい、身体機能としての視野の広さとは正反対にかなり近視眼的に過ごしていたように思います。 

 

日々の仕事で高齢者の方と接していると、さまざまなシバリから解放されたあとは多様性を尊重できるようになり、身体機能の視覚の衰えと反比例して心の視野が広がる人もいれば、自分が影響力を持っていた頃の価値観を変えないことが若さを維持する正しいことだと考える人も居らしゃいます。 それぞれですからどちらが正しいというものでもありませんが、私は冒頭の患者さまのように仙人化して若い人たちに可愛がってもらえる年寄りになることが目標かなー (≧▽≦)

 

 

 

 

 

 

 

 

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< December 2016 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM