「ミルカ」ミタヨ。(ネタバレあり)

  • 2017.09.19 Tuesday
  • 17:24

 

日曜日は台風が近づいているとのことで朝から雨。 週に一度のリラクゼーションなサイクリングはおやすみ。 家でのんびり過ごしました。 ごろごろしながら、ひさしぶりにamazonプライムビデオで映画鑑賞。 観たい映画もなかったので、”おすすめ” の欄に出てきた2015年日本公開の 「ミルカ」という作品を観ました。

 

主人公はミルカ・シンという1950年代後半から60年代前半にかけて活躍し、45秒8という当時の世界記録を出したこともある、いまでもご存命のインドの英雄です。

 

ミルカは1935年に現在のパキスタン領にあったシク教徒の村に生まれました。 1947年に英領インド帝国が解体されインドとパキスタンが分離独立する際、シク教団はインド帰属を決断。 しかし村の指導者的存在であった彼の父は土地を捨ててインドへ移り住むことを拒否。 彼と姉はかろうじて難を逃れましたが、一家は彼の目の前でパキスタン人たちに虐殺されてしまいます。

 

その日の食べる物にも事欠く難民同然の暮らしの中、泥棒はもとより生きるためには何でもしました。しかしある恋をきっかけに真っ当になろうとインド軍への入隊を決意。そこで陸上競技に出会い一気にのめり込みます。

 

世界記録を出したあとのローマ五輪で優勝が確実視されていた彼は、こともあろうにゴール直前で大きく後ろを振り返ってしまい、4着に沈みました。 何がきっかけになったのかは分かりませんが、少年時代のトラウマがフラッシュバックしてしまい、首を刎ねられる父をそこに見てしまったのです。 その後失意の日々を送っていた彼ですが、インド・パキスタンの親善競技会で数十年ぶりに故郷の村を訪れた際、独立時の混乱で死んだと思っていた幼なじみと再会します。 大人たちに物置にかくまわれて生き延びた幼なじみは、その後改宗して子供にも恵まれていました。その幼なじみはミルカに言います 「人じゃない。時代が悪かったんだ」。

 

高校で日本史を選択した私は、ニュースや映画鑑賞をきっかけにしてほかの国や地域の歴史を勉強することが多いのですが、今回はムガル帝国あたりからのインドの歴史を知る機会になりました。 そしてやっぱり、どこの国いつの時代でも歴史とは ”悲しみ” なのだと再認識した次第です。 人間はいつか悲しみを繰り返さずに済む、今よりましな世界を作ることができるのでしょうか。 う〜ん、悲観的にならざるをえないなァ、、

 

 

あとから知ったのですが、この映画にはブレイク前の武井壮が端役で出演しています。 日本選手役を探してした製作スタッフは、フェイスブックに「英語が話せて単身インドに来れる陸上と芸能に通じた人募集」と投稿。 もちろん選ばれたのは彼。 当時お金がなかった彼はマネージャーから1万円借りて飛行機に乗ったものの、両替を忘れて一文無し。マーケットのコブラ使いのおじさんの横で逆立ちで踊って2万円ほど稼ぎ、滞在期間をしのいだのだとか。 もう一度本編のそのシーンを見ると、しっかり彼の個性的なフォームが写っていました。

ミルカと武井壮の縁の話には続きがあります。 ミルカ・シンの息子のジーブ・ミルカ・シンは現役のプロゴルファーでジャパン・ツアーにも参戦しており、その際に武井壮がコーチングしていた市原選手とプレーオフで優勝を争ったのだとか。 結果は市原選手の勝ちだったようです。

 

インド映画特有の出演者たちがとつぜん踊り出すシーンや、ちょっと大げさな感情表現が気にならなければ、かなり楽しめる映画だと思いますヨ (^^;

 

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あしびなに花が!

  • 2017.09.12 Tuesday
  • 19:22

 

日曜日には、”サイクルショップあしびな”に集う仲間たちと奥武蔵へサイクリングに出かけました。

と言うのも先週のこと、あしびなの店長から 「 ”上谷の大クス” を生で見てみたいのでルートを作成してほしい」 と依頼され、どうせならとアテンドも買って出たのです。

 

前々回の更新でI井くんの送別サイクリングについて書きましたが、あの日ゲリラ豪雨を食らって1時間ほど雨宿りを余儀なくさせられた際に、あしびなサイクリングに最近ある女子が高頻度で参加しており、チーム員たちの空気がざわついていることを聞いていました。

 

もしやとは思っていましたが、今回飯能駅に集合した大クスサイクリングのメンバーの中に、その女性が居るではありませんか! 20代半ばのとのことですが、失礼ながらまだ ”可愛らしい” という表現がぴったり。 おじさん耐性もバッチリで、それほど緊張しなくてもお話しできそう(^^)

 

 

8台積みの男臭いキャラバン。

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まずは林道 関の入線からグリーンラインへ上ります。 いつもはひとり静かに味わう滝の音もこの日は大勢でガヤガヤと。 これはこれでけっこう楽しい(^-^)

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いつもは素通りしてしまう天文岩でも停車して観光。

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目の不自由なランナーが40才くらいの女性のサポートランナーとともに気持ち良さそうに距離を踏んでいました。 休んでばかりの私たちを「タッタッタッタ」と軽快な足取りで追い抜いていく姿がカッコよかった。 視覚以外の感覚は健常者より研ぎ澄まされているはずなので、きっと私たち以上に森の心地よさを味わっているんだろうなあ。

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私と同年輩のMさんがM原さんのストレッチをお手伝い。 いやらしくならないように片手で押す姿がいじらしい(≧▽≦)

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野末張展望台。 いい笑顔なのですがカメラマンが上手ならもっと本来のキラキラ度が表現出来たはず。 ごめんね〜。

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大クスへの上りにある民家。このシュールな画に興味をひかれてお宅の庭先にまわってみると、ほかにもヤギやバーニーズ・マウンテンドッグが同居しているようでした。 人間は二階部分で生活されているのでしょうか。 けっこう賑やかですが、きっとここにはほのぼのとした暮らしがあるのでしょうね。

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訊いてみると、M原さんはロードを購入して1ヶ月そこそこしか経たないとのこと。 ギアはリア28T。 どうやら店長は、みんなから 「初心者にこんなコースってスパルタ過ぎでしょ」 と責められることを見越して、自分のリア32Tのバイクを彼女に貸与するバックアッププランを用意していました。 身長差があるのに乗車ポジションがほぼ同じであることを目にしたメンバーたちは、そこには触れず他の話題をさがすのに必死(≧▽≦)

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彼女より少し前にロードバイクデビューしたのS藤さん。 若く見えるのでまだ学生かと思ったら、大学で法律を教える先生でした。いや失礼しました。 もうみんなと同じペースで走れていましたっけ。 どうやら勉強できる人はすぐ速くなるようです。 きっと頑張る才能があるんでしょうね。うらやま〜(^^;

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着きました「上谷の大クス」。 

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(この写真は店長ブログから拝借)

 

 

「大クスを見てみたい」という思いを遂げ、みんながデッキから降りたあとも名残惜しそうに写真を撮る店長。

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その店長を見上げながら待つみんな。

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(これも店長ブログから)

 

 

 

ほんとうは高麗の阿里山カフェでランチの予定でしたが、観光と休憩が過ぎて時間が押してしまったので、こともあろうにレディを満州餃子へアテンド。 女子ながらチャーハン&ギョーザをペロリと平らげる食欲や良し!

と言うか、考えてみれば今は彼岸花の真っ盛り。 名所である巾着田の入り口にある阿里山カフェはきっと混雑してたはずなので、かえってこれで良かったのかもです(^^;

 

あしびなのみなさん、またあそんでくださいね〜(^_-)

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サッカーW杯出場決定おめ!

  • 2017.09.06 Wednesday
  • 16:47

 

サッカーワールドカップ。 予選の最終戦はサウジアラビアに負けてしまいましたが、日本代表は今回も本選出場を決めましたね。 ホームでのオーストラリアとの試合はテレビで観戦しました。 浅野・井手口などの若い選手が躍動して、胸のすくような試合でしたね。

 

とくに私が興味を引かれたのは井手口選手です。 失礼ですが、ふだんJリーグの試合を観ない私は彼のことをまったく知りませんでした。 ニッカボッカ&半キャップヘルでスクーター転がしてそうな、気のいいガテン系あんちゃん的風貌。 顔はたしかにちょっと中田(英)に似てますよね。 なにしろびっくりさせられたのは彼の運動量でした。後半になっても猟犬のようにしなやかな身のこなしで相手にチャージしていく姿にはほれぼれしました。 

 

ほとんど忘れかけていたのですが、じつは私も高校時代サッカー部でした。 そんなにサッカーが好きなわけでもなかったのですが、音楽仲間の南海くんがサッカー部で、彼が楽しそうに練習しているのを見ているうちにちょっとやってみたくなり、1年生か2年生の頃に1年間くらいまじめに練習したのを覚えています。

 

小学4年から中学2年までは柔道、2年次の途中からは陸上部で長距離走をやっていましたので、「コンタクトや走力はどうにかなるだろう」と高を括っていましたが、その両方をいっぺんにやらなければならないサッカーはそれまで経験したスポーツとはぜんぜん別物で、まったくオハナシになりませんでした。 集団の中で発揮しなければならない闘争本能は柔道とは全く違う種類のもので、面食らったのを覚えています。

 

それから20年くらい経って、次男が小学校低学年の頃、仲のよい友人に誘われて地元の少年サッカーチームに入りたいと言い出し、試合を観に行ったところ、ボールの周りの密集から離れてぽつねんと立ち尽くす次男。 彼の姿に数十年前の自分が重なりましたっけ。 血は争えないものですね(^^;

 

運動や勉強がイマイチなところがばっちり私に似てしまって、ちょっと「悪りぃな」とも思いますが、どうやら毎日を楽しむ才能も似てくれたようなので、まいっか(≧▽≦)

 

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(ばっちりヤンキー風味が効いたこの写真はフットボールチャンネルより拝借)

 

 

 

 

 

 

 

 

終わっちゃったね、夏の甲子園

  • 2017.08.25 Friday
  • 11:50

 

東京ではすっかり暑さがぶり返して、お盆の頃の涼しさに慣れてしまった身体がびっくりしてます。

ところで今年は夏の甲子園にもびっくりさせられましたねえ(@_@)   地区予選の頃には早実の清宮くんばかりが注目されていましたが、漫画にも描けないような劇的な大逆転劇が連日繰り返されて例年以上に印象深い大会になりました。 広陵高校の中村奨成くんの大活躍もりっぱでしたね。

 

私は診療中、ときおりラジオで中継を聴いていました。 NHKマナーのお上品な実況と関西なまりのおじさんの解説、空まで届きそうなブラスバンドの演奏やスタンドのどよめき。 40年経った今でもウララ〜やサウスポーが愛されているなんて、山本リンダさんやピンクレディ本人も想像してなかっただろうなあ(^^)

 

テレビ中継を観れない分、「熱闘甲子園」は毎日たのしみに観ていましたヨ。 高校生の灼けた顔に光るまっすぐな澄んだ目。 気迫で引き締まった顔もそこはやはり高校生、きびしい局面ではたちまち不安や緊張で強ばった表情に変わります。 これほど彼らの顔を見つめる機会は高校野球以外では思い当たりません。 大人になると他人、いや自分対してさえ本当の心を隠すのが上手になってしまうもの。「どうせチミたちもいつかそんなオッサンになっちゃうんだけどねー♪」なんてイヂワル言いながら見てましたっけ(≧▽≦)

 

それにしても最近の球児たちは、プレー中もベンチでもはじける笑顔でその一瞬を楽しんでいますよね。 

私が中高生の頃、家族総出の稲刈りの昼休み。座敷の窓を全部開け放ってゴロゴロしながら父と甲子園を見ていたときのこと、笑顔でプレーする球児を見た父が 「ニヤニヤしよって、ええ仕事が出来るかや!」(ニヤニヤしてていい仕事が出来るわけがない)と苦々しく独り言ちていたのを思い出します。 昭和ひとケタ世代には、プレーを楽しんだりリラックスを心がけたりすることがより良いパフォーマンスにつながるという今風の引き出しはなかったようで(^^;

 

ただ、時代は移り変わっても子供と大人のはざまを必死で生きる彼らの顔にとくべつな輝きが宿っていることに違いはありません。 彼らの発する強い光は、むかし自分も少しは輝いてたであろうおじさん世代に刺さるんですよねえ(^^;

 

夏の甲子園が終わると夏そのものが終わってしまうようでさみしい気持ちになりますが、きっとまた来年もあの場所で球児たちは、夏のお陽さまにも負けない強い光を日本中に届けてくれることでしょう。

 

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(写真は朝日新聞から拝借しました)

 

 

 

 

 

 

 

宗教は文明?それとも文化?

  • 2017.08.18 Friday
  • 17:56

 

ここのところのお天気は、いったいどうなっちゃってるんでしょうねえ。

このお盆には3日ほどお休みをいただきました。 初日はすこし自転車に乗りましたが、あとは学生時代の友人や自転車仲間からのお誘いで夜だけ活躍して、ひさしぶりにのんびり過ごしました。 テレビで高校野球をつけっぱなしにしてゴロゴロ読書。 ぜいたくな時間でした。

昨日読み終えたのは、同志社大学の教授の内藤正典と元同大客員教授の中田考による対談集「イスラームとの講和」。2016年3月発売と、ちょっと前の本です。

 

私の夏休みの最終日は終戦の日でした。 昨今、日本を取り巻く状況もにわかに緊張感を帯びてきていますが、こちらに関するニュースは毎日目や耳に入って来ますので、重要な情報を見逃すことはないと思います。 しかし、すでにコトが起こっているイスラム圏のことは、悲惨な写真や映像のインパクトばかりが頭に焼きついてしまい、複雑極まりない現地の状況はなかなか伝わって来ません。

 

イスラム圏の歴史は大まかには把握していましたし、”アラブの春” 以降の急激な変化を解説した本も読んだりもしましたが、どれもイスラムの外側から分析・評価したものばかりでした。 中田氏は自身がイスラム教徒、内藤氏もしばらくトルコに在住したりと、自国や隣国あるいはヨーロッパで苦難の日々を送るムスリムに近い目線で書かれたこの本を読んで、やっと全体像が掴めたように思います。

 

中東諸国においては、スンナ派とシーア派。原理主義と世俗主義。多様な民族が後づけの国境線に分断されていることなど、同じイスラムでも対立軸はいろいろ。 それぞれについての現状をこまかく解説してくれています。

 

ヨーロッパ各国においては、移民や難民を受け入れはするものの、ムスリムたちとの間にはどうやっても相容れないバメンが出てきてしまいます。 ドイツやイギリスのように”異質な人たち”として同化を拒絶する国もあれば、”ライシテ”と呼ばれるゴリゴリの世俗主義を掲げるフランスでは、「ブルカを被るな」など宗教的な習慣を捨てて同化しろと迫るようで、いろいろ問題が起こり続けています。

 

おそらくヨーロッパの国々も移民・難民も、ほんとうはお互いに良い関係を築きたかったはずなのに、何十年かけてもうまくいきませんでした。 内藤氏はこの状態を「文明の衝突」と呼んで、もうお互いに同化することはあきらめて”講和”の道を探るべきだと言っています。

 

生まれたときはお宮参り、教会で結婚式を挙げて、お寺のお墓に入る。 こんな感じで宗教に関しては、きほんユルユルでテケトーな日本。 新聞記事によると、西暦2070年にはイスラム教徒はキリスト教徒と同数になり、その後はイスラム教徒が世界で最大勢力になる予想とのこと。 アジアにもイスラム教徒が多数を占める国はいくつもありますし、日本にもモスクが増えて彼らと日常的に関わる時代が来るかもです。 正直なところちょっと宗教アレルギーがある私でも、そりゃできれば仲良くしたいもの。 なのでこれからも彼らのことを知る努力は怠らないでおこうと思います。 てか2070年? ワシ110才やん(≧▽≦)

 

 

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転職おめでとうサイクリング

  • 2017.08.08 Tuesday
  • 19:18

 

”サイクルショップあしびな” のクラブメンバーの中でも、ちょくちょく治療を受けに来てくれたI井くんとはいちばんよく話したのではないかと思います。 年齢は私の長男より4つ上。 特徴はハイトーンのデカい声で速射砲のようにしゃべること。 毒舌ですが街の子特有のデリカシーが身に着いているので人から憎まれることはありません。 その濃く明るいキャラのおかげであしびなのコミュニティはいつも笑顔でいっぱいでした、、 いや、亡くなったわけではありませんヨ(^^;   来月転職して関西の方へ引っ越すことになったとのことで、「たまにはちょっと走りに行きましょう」とサイクリングに誘ってくれました。

 

日曜の朝、飯能駅に集合したメンバーは5人。 越生から林道奥武蔵支線を上り天目指峠、小沢峠をのんびりパスハントする予定でしたが、午後からは雨予報でしたのでそのへんはテケトーなかんじで。

 

 

昨夜は灯篭流しが行われたようで、越辺川にはまだいくつもの灯篭が所在なげに漂っていました。

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上谷の大クス

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タバコをやめてから体重がいっぺんに10kgも増えたというM川さんをサポートするI井くん。 このあたりのやさしさが彼の人たらしのキモなんですよね〜。

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酒豪のH社長も昨夜の酒を抜き、今夜またおいしいお酒を飲むために頑張ります。

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8kmちょっとある林道奥武蔵支線の山岳賞は最年少のM間くん。 ゴール地点で美味そうに水を飲む姿も若々しい。

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正丸駅でひと休みしていたらゲリラれました。 うどんやカレーを食べながら小一時間おしゃべり。 

ここでIくんから衝撃的なニュースがもたらされました。 なんと最近あしびなのコミュニティに25才の美女が参加し始めたとのこと。 あしびなの若い衆のざわめきは相当なもののようです。 彼女を取り巻くこれからの展開を、みんなであーでもないこーでもないと妄想しまくっているうちに、すっかり雨は上がっていました (≧▽≦)

とはいえ油断できない空模様なので国道299号でそのまま飯能駅に戻ることに。 案の定吾野あたりでまた降られましたが、どうにか飯能駅にたどり着き、満州餃子で一杯やったあと快速急行に乗ってバイバイでした。

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↑まっ黒に灼けたIくんは前職と同じ営業職ではあるものの、自転車に関わる仕事に変わるとのこと。 思えば私も彼の年齢で転職したのでした。 当時の私も彼のようにギラギラとみなぎるエネルギーを発散していたのでしょうか。 思わず遠い目になってしまいました。 東京へ帰省の際にはまたあそんでね (^_-)

 

 

 

 

 

 

雨の高原で読書

  • 2017.07.29 Saturday
  • 12:34

 

ちょっと前のことですが、先週末は ”サイクルショップあしびな” 主催の那須サイクリングでした。

コテージで一泊して涼しい那須高原をのんびり走ろうという企画。 私は土曜の仕事を終えてからバーベキューに間に合うよう新幹線で現地入り。 着いてみると泊まりはムサい男ばかり12人。 明日には日帰りの参加者も3人来るようですが、どうやらこちらも♂ばかりとのこと。 参加者の半分は20〜30代の独身ナイスガイなのに、なんとももったいない (>_<)

 

電車に乗らなくても布団までズルズル引きずってもらえば寝れる環境は、やはりとても危険です。 ものすごく濃いハイボールのせいで2名ほどは完全に”泥”でした(^-^;

 

翌朝、奇特な誰かが朝食を作るいい匂いで気分良く目覚めたものの、外はイケズな雨。

ただ、この朝の森の空気はとても気持ち良くて、見渡しても退屈がストレスになっている顔はありませんでした。 チェックアウトの10時までのんびり過ごそうと満場一致。 私もテラスのデッキチェアに身体をあずけ、しばらく木々の間にこだまするウグイスの声に聴きほれていましたが、持参していた本を思い出してゆるゆるページを進めました。

 

ミシェル・ウェルベックの 「服従」。 かなりインパクトのあるタイトルですよねえ。

2022年のフランス大統領選挙では国民戦線のル・ペンと穏健イスラム政党党首が決選投票に挑みます。 「ファシズムとイスラムかよ。なかなかキッツイ選択だなぁ」 という当地のリベラル層の声が聞こえて来そうですね。 そこで政治的主導権を手に入れた勢力はその後フランスのみならずEU全体をコントロールするようになります。 しかしこの本、ただのポリティカルフィクションではありません。 主人公は大学で文学を教える40代の教授。 おもに年齢的なものによる自分自身の身体や心の変化から、生きることに疲れ始めたタイミングでの急激な政情の変化。 考える力も失われるほどすっかり疲れ切ってしまったときに忍び寄ってくるのがファシズムや宗教。 インテリであるはずの彼でさえいともかんたんに流れに飲みこまれちゃうんですねえ。 いや、かえってインテリほど長いものに巻かれやすいのかも知れません。 いずれにせよ主人公の葛藤がよく描かれていて、文学としてもよく書けていると思います。

 

ウェルベックはこの主人公に、21世紀に入ってすっかり行き詰った感のある共産主義や自由民主主義などの人間中心主義を重ねたのではないでしょうか。 筆者はヨタヨタになってしまった人間中心主義だけでなく、どんどん勢いを増すばかりのイスラム教をもおちょくりまくっています。「イデオロギーも宗教も結局人間を救ってはくれないヨ」 なスタンス。 ほかにも差別・性などのタブーも全シカト。 気持ちいいくらい振り切れています。 これ、タブーで縛りつけたり、自身が縛り上げられたりするのが大好きな日本人が書いたら大炎上間違いなしだろうなあ。 

 

この本は世界中の知的な層を刺激したようで、 書名で検索すればものすごく高度で深い書評をたくさん見ることができます。 インテリなあなたはしょっぱい私の感想などではなく、ぜひそちらを参考にしてくださいね (≧▽≦)

 

それにしても、那須合宿の帰りにみんなで食べた蕎麦はおいしかった (^-^)

 

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行ってみたいよ縄文時代

  • 2017.07.19 Wednesday
  • 11:44

 

amazonプライムビデオのおすすめ映画を物色していたら「ライアの祈り」という作品の評価が高かったので観てみました。

ざっくり言うと、バツイチで結婚に絶望してしまった中年女性と、恋愛に不器用な八戸市の考古学研究員の中年男の分かりやすいラブストーリーなのですが、私が興味を惹かれたのはふたりが距離を縮めていくきっかけになったのが、お互いの中に存在した縄文時代を生きた人々に対する深い共感であったことです。

 

映画を観ながら昨年春ころのニュースを思い出しました。 それは、山口大と岡山大の研究グループが縄文時代の人骨を242ヵ所から2582点収集し、暴力による死亡率を算出したところ、傷を受けた痕跡があるものは23点で全体の1.8%であり、他国や他の時代と比較すると5分の1以下だったというもの。

 

縄文時代の世界人口は縄文前期で約100万人。後期でも1億人くらいだったようです。 たしかにこの人口だと、もめ事は少ないように思われますが、ヨーロッパなどでは同じ狩猟採集民時代でも大量虐殺を示唆する人骨が発掘されているようです。

 

いずれにせよご存知のようにその後の世界は、貨幣経済の浸透や産業革命などにより人口が爆発的に増加していきます。 そうするとどんな平和な社会でも住む場所や食料などを確保するための戦争が起こります。そのうえテクノロジーの発達で世界はどんどん狭くなっていき、結果たび重なる悲惨な戦争が繰り返されて来ました。

 

私たち日本人もすっかりその波にのみ込まれてしまった現代において、今さら何千年も昔の縄文時代の何かをほじくり返してみたところで何の役にも立たないのかも知れません。 しかしその縄文時代から3000年後、聖徳太子が定めた十七条憲法の第一条には「和を以て貴しと為す」とあります。 やはり私たちは平和が大好きな民族であることは間違いないところだと思います。

 

ちなみにその十七条憲法について検索してみると、「和(やわらぎ)を以って・・・」は、どうやら空気を読んで自分の意見を飲みこめと言っているのではないようで、第十条には 「人が自分の意見と違うからと言って怒ってはならない。人にはみな心があり、心があればそれぞれ正しいと思う考えがある。・・・自分は聖人でもなく、相手が愚人でもない。ともに凡人なのである。それゆえ相手が怒ったら、省みて自らの過失を恐れよ・・・」。 また第十七条には「重大な事柄はひとりで決定してはならない。必ず多くの人々と議論するべきである。多くの人々と論じ、是非を検討してゆくならば、その結論は道理にかなうものになるであろう」 と書かれていることからも、何ごとも公正で闊達な議論を重ねて皆が納得できるような政治運営をしましょうね、ということだったらしい。 知らんかった、、(>_<)

 

ハナシがあさっての方へ逸れましたが、世界がキナ臭くなってきた今の時代に、1万年も戦争がなかった縄文時代の暮らしに思いを馳せて、いっときほっこりしました(#^^#)

 

 

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写真は映画の舞台である八戸の是川遺跡の近くで出土した国宝「合掌土偶」。 シャーマンの住居の祭壇跡で発見されたそうです。

乳房や強調された性器から性別は女性? 他の土偶とちがってその性器に切れ目があることや凹んだお腹は出産後を意味している? 仮面を被っている? 合掌のポーズは何に対しての祈り?  ナゾだらけの土偶です。 縄文時代の平均寿命は、途方もなく高かった乳幼児の死亡率のために14.6才だったと推計されているとのこと。 やはり ”産まれた赤ちゃんの無事の成長を祈る母親” を象徴しているのでしょうかねえ。

 

 

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(是川縄文館パンフ)

 

 

 

 

 

 

また一緒にグリーンラインを走ろうぜ!

  • 2017.07.05 Wednesday
  • 15:30

 

 

都議選があった日曜日、明るいうちはお天気持ちそうだったので自転車で出かけて来ました。

私自身は誰に入れていいのやらよくわからないまま期日前投票を済ませていましたが、選挙結果は予想通りでメディアの影響力の大きさを再認識させられた選挙でしたね。 この日はそんなことより、数ヶ月前から不調を訴えて当院にも来てくれていたチームメイトからの癌の宣告を受けたとの報せと、合わせて表明されたやる気まんまんの闘病宣言のことで頭がいっぱい。 祈る気持ちで彼と走ったグリーンラインへ。

 

 

 

鈍色の空と、肌にまとわりつく湿り気の中を泳ぐように走りはじめました。

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心が定まらずボケボケ走ってて気がついたら知らない道。 ありゃ、道まちがえた? と思ったら、飯能・滝不動尊の間で工事していたバイパスが開通していたのでした。

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グリーンラインへは「林道 関の入線」からアプローチ。

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アイウェアが曇るほどの湿気でした。それでも雨上がりの森の中の空気は気持ちよかった。 この日のグリーンラインは自転車は少なくてハイカーとランナーが多かった気がします。

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雨上がりでしたが五常の滝の水量はいつも通りでした。

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何だか分からないでしょ?(^^; 

滝への木橋からのぞき込むと、そこにはアメンボの楽園がありました。うまく撮れませんでしたが、アメンボの作る幾何学的な波がおもしろくて時を忘れてしまいました。

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もうすぐグリーンラインの稜線というところ。 これまたうまく撮れませんでしたが、上昇する水分で靄った山々の稜線が幽玄で、ここでもしばらく道草。

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顔振峠の手前、右端の視覚障害ランナーの男性をサポートしながら走る女性ランナーふたり。

3人とも60才代中盤とお見受けしましたが、みなさん健脚でした。

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顔振峠の平九郎茶屋。 写真の中央左に富士山が。 見えます?(^^;

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関八州見晴台まで登るという二組のご夫婦。 年齢は72才〜79才だそう。 すこしお話しさせていただきましたが、みなさんとても仲良しで人生を楽しんでる感じが伝わってきました。

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闘病中のチームメイトは仲間たちとヒルクライムレースを走るのが大好きで、おそらく早く完治してレースに復帰したいと強く願っているはず。 先日も書いたように、私はそろそろレースは引退しようかなと考えていましたが、彼が復帰するレースは必ず一緒に走りますし、彼の好きなこの奥武蔵の山でまた一緒に練習したいと思います。 がんばれムッシュ!!!

 

 

 

 

 

 

 

ハクソー・リッジ(ネタバレなし。たぶん)

  • 2017.06.28 Wednesday
  • 11:27

 

日曜日は雨の予報でしたので、前夜から映画を観に行こうと決めていました。 候補は自転車仲間のシゲさんにおしえてもらったソウルミュージックのドキュメンタリー映画 「約束の地、メンフィス」 か、ソ連に侵略される前後のポーランドの画家の全体主義に対する抵抗を描いた映画 「残像」、あとは封切りになったばかりの 「ハクソー・リッジ」。 折しも前々日が沖縄の慰霊の日であったことと、散歩圏内の映画館が開館13年記念で1000円鑑賞日だったことが決め手となり、朝イチで 「ハクソー・リッジ」 を観て来ました。

 

おおよそのストーリーはテレビのCMなどでご覧になったその通りで、第二次世界大戦時、銃を持たないと誓った青年がそれでも衛生兵として志願し、沖縄戦の激戦地のひとつである前田高地において日本兵を含む75人をひとりで救出したという実話です。

 

少年時代の彼を紹介するシーンでは、いわゆる天然キャラであることが強調されています。 偉人でもスポーツ選手でも、ふつうの人が出来ないようなことを成し遂げる人は、やっぱりちょっと特殊な物差しで生きている人が多い気がしますよね(^^;

 

宗教上の理由と幼い頃のトラウマから銃に触れないという誓いを立てた彼ですが、祖国の危機に居ても立ってもいられず、衛生兵としてなら貢献できるはずと志願します。 しかし衛生兵とはいえ銃の訓練は必須。 戦時中の軍隊の中で規律に反する個人の信念を貫き通すことは容易ではなかったことでしょう。 

 

そして彼は沖縄へ。 リアルすぎると話題の戦闘シーンは、まさしく息もできないくらいの緊張感で、たちまち客席から現場に放り込まれました。 タメを効かせた恐怖ではなく、何というか恐怖を感じる余裕もなく一気に圧倒的な力に吞み込まれる感じ。 生き延びれるイメージがまったく持てなくて頭の中がまっ白になりました。

 

そんな前田高地における文字通りの白兵戦の中、高地から自軍の拠点がある断崖の下まで、立木を滑車にしてロープたったひとりで負傷兵を下ろし続けた彼。

 

敬虔なクリスチャンである監督のメル・ギブソンはインタビューで 「彼が行ったことは超自然的で、彼はその働きをただ信仰を通して行ったのです。ドス氏はただ信仰によって武装したのです」 と話しています。

 

たしかにドス氏の行いは超人的で賞賛に値するものではありますが、常人には不可能とも思われる行いの根源が信仰となるとちょっとコワい気も(^^;

歴史的には宗教的な信念が悲惨な戦争を生んできたことも事実ですし、そこはちょっと複雑かなー。

 

とは言え結論としては、観てよかったです。 この映画は戦争について考えるというよりも個人の生き方がテーマになっているように感じました。 あと沖縄の人々のたいへんさはまったく描かれていません。いろいろ盛り込むととっ散らかっちゃいますもんね。 

この映画で私がつい泣けてしまったのはクライマックスではなく、志願前の故郷において形質をもつと思われる主人公を愛し、適応をサポートする家族や恋人の温かさでした。天然仲間としては沁みるんですよね〜(*^_^*)

 

 

私は、死や戦争など忌まわしいことを遠ざけて過ごすのではなく、いつでも起こりえるものとして心の準備をしておきたいクチ。 いま、リアリティのある戦場のシーンを再現できるコンテンツは映画だけだと思います。 文字情報を前頭葉で処理するよりも映像で見て扁桃体をぐりぐり刺激して、戦争の恐怖をたっぷり刷り込んでおくことで「戦争ダメ」の感覚が強化される気がします。

 

上映前に客席を見渡すと半分以上の席が埋まっていました。そしてその半分ちかくが〇ゲ頭(≧▽≦)  朝早いせいもあるのでしょうけど、やはりご自身が出征されたり、私と同じで復員した親戚のおじさんたちの話を聞かされた世代がほとんどだったのではないかと思います。 出口で一緒になった80代後半と思しきご夫婦に感想を聞いてみました。「う〜ん、やっぱり何があっても戦争はぜったいダメだよね」 とのこと。 同感です。

こういう映画は若い人にこそ見てほしいと思いました。

 

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