ぽっくり寺のナゾ

  • 2017.04.26 Wednesday
  • 12:40

 

日曜日はいつものようにサイクリングでした。 朝の空気はひんやりしていたものの日中の気温は20℃近くまで上がるとの予報でしたので、外したウォーマー類をしまうためにポケットを空けておこうとデジカメは持たずに出発。

 

目的地は奥武蔵グリーンラインの顔振峠。往復120kmのお散歩コースです。 いつもの清流線からアプローチしたのですが、すっかり計算ちがいをしてしまいました。 たった1週間でこんなに新緑が萌えまくっているとは!  カメラを持ってこなかったことを後悔しました。 

 

清流線入り口の小山。 空と新緑のコントラスト。鳥の歌。渡る風。 すっかり時間を忘れてしまいました。

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昨夜からの北風のせいか、この時期にしてはめずらしく遠くのビル群までくっきり見渡せました。

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グリーンラインを走ったことがある人なら、「あぁ、あそこか」と分かる道路っぷちの巨岩。この岩の向こう側は南斜面に落ち込む崖なのですが、ここから懸垂下降して登り直すのだそう。 お年をうかがうと66才。 理系の国立研究所の現役研究員だそうです。 相当えらい人なのでしょうが、ぜんぜん気取らないナイスガイでした。 もちろん投稿内容はご本人に了承頂いております。

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こちらはシニアなランナー。 話しかけませんでしたが、70才台前半とお見受けしました。 みなさんお元気すぎる(^^;

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顔振峠のお茶屋。 空気は澄んでいるのですが、富士山は雲の中でした。

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忙しく働くアリンコ。

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帰りも清流線。 もうこの季節、陽が高くなると写真を撮るには光が強すぎます。 

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子どもの頃には道端のイタドリをおやつにしていましたっけ。 ガードレールの向こうでとうが立つ前のを探し、ちょっとかじってみました。 室戸のイタドリはもっと肉厚で渋みが少ない種類だったなあ。 ”イタドリ” って、葉っぱを揉んで当てると止血や鎮痛作用があるので「痛み取り」が転じてその名がついたのだとか。 こちらの写真も強い光で色が飛んでしまいました(>_<)

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日高の原木しいたけの良心市。 1袋100円。 

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こちらも日高。 ホームセンターだった場所がこんなのに変わるそうです。 上の一行は最後の項目にかかるんでしょうけど、計算外のおもしろさが生まれてますよね(笑)

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グリーンラインへの通りみちにあって、いつも気になっていたお寺さん。 どうやらここには ”ぽっくり観音” と ”ぴんころ地蔵” があるらしいです。 今日こそブログでおもしろ可笑しくいじってやろうとニヤニヤしながら走っていたら、急にお腹に差し込む痛みが。 とくに冷やしたわけでも、消化の悪いものを食べたわけでもないのに、もはや数分の猶予しかない状態。 いや〜冷や汗出る出る。 関越沿いのコンビニに飛び込んで事なきを得ましたが、10分も経たないうちに次の波が、、結局3軒のコンビニをはしごする羽目に。

やっぱりバチが当たったんスかね〜 (^^;

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月曜日の診療中、懲りずに患者さまにぽっくり寺の話をしてたら、その患者さまのお姉さまも他のぽっくり系のお寺を信心してたとのこと。 願いは成就してみごとぽっくり亡くなったそうです。 やっぱ効くのか!!! (@_@)

 

 

 

 

 

 

山で花見(恒例化必至)

  • 2017.04.17 Monday
  • 19:19

 

街の桜がほとんど散ってしまった頃、奥武蔵の桜は見ごろを迎えます。 その名の通り萌木色の若葉と淡いピンク色の山桜が彩る柔らかい色調の山肌は、眺めているだけで気分が浮き立ちます。

 

1才を過ぎ、ちょこちょこ歩くようになった孫の世話にかこつけて、さっぱりサイクリングに出なくなったスタッフ女史。 たぶん昨年一緒に出かけた「八徳の一本桜」の花見以来、坂道を走っていません。 たしか彼女はあの桜のことをずいぶん気に入った様子でしたので、釣ってみたらみごとにかかりました(笑)

 

飯能にある阿須運動公園に車を駐めて出発。 のんびりサイクリングなので以前から気になっていた観音寺にも寄ってみました。 鐘楼の「白い象」はアニメにも取り上げられたのだとか。

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飯能あたりの平地ではもうポピーが咲いていました。

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遠くの山肌を彩るパステルの森と一本桜と雑草。 甲斐信枝さんの絵本を5冊も読んだばかりなので、とうぜん優先順位はホトケノザやオオイヌノフグリなどの雑草のほうが上位になります(*^^*) 

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山伏峠手前のお不動さんでボトルに水を頂いてふと川面に目をやると、解禁されたばかりのヤマメを狙う釣り人の姿がありました。

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刈場坂峠の上り。 路肩の急斜面をワッシと掴むブナの根。 

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スタッフ女史がちゃんと刈場坂峠を上った証拠写真。 写真上方に写り込む山桜の蕾はやっとほどけかけたところでした。

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尾根みちに自生するカタクリの花。

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八徳の一本桜はソメイヨシノなので散ってしまっているかも、とあきらめ半分で最後のカーブを曲がりましたが、どうやら間に合いました。 

強い南風にあおられて時折りざわっと枝がしなったかと思うと、枝を離れたたくさんの花びらが、まるでムクドリの群れのように高度を上げ下げしながらいつ落ちるともなく空を舞っていましたっけ。

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一本桜をすこし下ったところにある民家の壁一面を覆う多肉植物。 調べてみたらエケベリアの一種で「朧月」という品種だそうです。 この植物、見たことがないわけではありませんが、あまりにも広範囲に繁茂していたのでちょっとゾワッとしました。 

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次男の母校、自由の森学園の先生のお店 「Bakery&Cafe日月堂」 のテラスでランチ。 眼下の高麗川では気の早い家族が裸で水遊びしていました。

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めずらしく食べ物の写真を撮ってみたけど、パンの粉は写り込むしサラダの向こう側のオレガノまぶしたポテトは写ってないし、、 慣れないことはするもんじゃないな(笑) サーモンとクリームチーズ、あとブラックオリーブやケッパーを、しっとりとしたカンパーニュで挟んだサンドはボリュームもしっかり。 おいしかったです。

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八徳の花見は、そこにたどり着くまでの道のりと写真撮影を愉しむイベントとして恒例にする予定です。 もちろん本当の目的がスタッフ女史の運動不足解消であることは言うまでもありません(≧▽≦)   

 

 

 

 

 

 

三宝寺池(石神井公園)散歩

  • 2017.04.11 Tuesday
  • 12:40

 

ずいぶん前からこの日曜は雨予報でサイクリングはあきらめていましたが、それでももしや、、と朝のベッドで耳を澄ましてみたものの、やはりしとしと雨垂れの音が。。

午後には上がるという予報も降り止んだのは夕方。 読書ですっかりこわばってしまった身体をほぐしに石神井公園へ散歩に出かけて来ました。

 

行きしなにちょっと遠まわりして「けんか広場」の一本桜をチェック。 2年前にバッサリ剪定されて見るも無残な姿になっていたのに、もうかなり元の樹容に近づいていました。 なんとも見事なバランス。この巨大盆栽になにか自分だけの名前をつけようと思っているのですが、まだ見つかっていません。

 

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石神井公園に到着。 都立石神井公園は、西の三宝寺池と東のボート池を中心に広がる武蔵野の自然を残した緑豊かな公園です。 この日は、より緑の濃い三宝寺池の周りの木道を歩いて来ました。

写真は公園入口の案内板下にある廃物利用のほほえましい?植え込み。 切断されたボートに植えられて生き生きと咲く花。 こんなことを書くとまた変わり者だと言われそうですが、車やバイクなどにも生き物に近い思い入れをしてしまう私などは、役目を終えても中途半端なかたちでその実体が残されていることをちょっとかわいそうに思いました。

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新緑はまだちらほら。写真に色がうまく乗らなかったので、どうせならモノクロで三宝寺池。

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ふつうはボート切断画像よりもこちらの画のほうが気持ちわるいんでしょうね(笑) ごめんあさーせ(≧▽≦)

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お口直しにヤマブキ

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何やしらんおもしろいかたちのつぼみ

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シャガの花

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池にせり出した厳島神社。 「出て行ったおかあちゃんが帰って来ますように」とお祈りする親子。 ウソです、悪ノリが過ぎました。ほんとごめんなさい<m(__)m>

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翌朝には自転車で石神井川伝いに出勤。 この日は良いお天気になりました。 10年くらい前までは、どこかの桜の名所と同じでコンクリートで護岸された巨大排水溝みたいな川だったのですが、水底に天然石を入れて水辺の環境が変わって来ました。 ときおり鷺や鴨がえさを啄む姿が見られます。 ”なんちゃって” の自然でもやはりちがうものですね。

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絵本作家の甲斐信枝さん

  • 2017.04.05 Wednesday
  • 15:06

 

録画でNHKスペシャル 「足元の小宇宙  絵本作家と見つける ”雑草” 生命のドラマ」 という番組を見ました。

絵本作家の甲斐信枝さん(86才)と、彼女が愛してやまない嵯峨野の農村の風景やそこにたくましく根付く雑草たちの1年を追ったドキュメンタリーです。

 

甲斐さんのお名前は存じ上げませんでしたが、彼女の本や絵はどこかで何度も目にしていた気がします。 番組を見て彼女がその絵に注いでいる思いの深さを知り、なぜその絵がそれほど絵本に興味のない私などの印象に残っていたのか分かった気がしました。

 

彼女の絵本は ”科学絵本” に分類されるそうです。 想像の物語ではなく観察や科学に基づいて作られるお話。 子どもの頃から雑草が大好きで、放課後にはいつも草笛を吹いたりタネを飛ばして遊んだりしていたのだとか。 その後、仕事をするようになっても雑草のスケッチを続け、40才で絵本作家デビュー。 代表作の「雑草のくらし」は30年経つ今も版を重ねるロングセラーになっているとのことでした。 

 

ノゲシやヒガンバナなどの雑草の細部を5〜6時間かけてスケッチしていると、その間にも植物の様子が変化していくのが観察できるのですね。 まさに宇宙の諸行無常を感じる毎日なのでしょう。 しかし86才にしてこんな長い時間最後まで変わらない伸びやかでブレのない筆はこびを維持する集中力と体力には驚かされました。 

 

番組ではハイスピードカメラを駆使して雑草たちの不思議で美しい営みを見せてくれます。 しかしそれは最新テクノロシーだけのお手柄ではなく、製作スタッフが甲斐さんと長い時間を過ごし、彼女の目線や感性を共有したことではじめてこの番組が魅力的なものになったのだと思います。

 

 

私もかなりの田舎で育ちましたので雑草は遊び友だちでしたっけ。 とくに夏の草いきれの中、腰丈ほどの雑草の茂みをかき分けかき分け、ごんごん進んで取っておきのゴリ(川魚)突きの穴場の岸辺に到着。 ヨモギを石で叩いて水中メガネのくもり止めに。

子どもの頃は学校や家庭や、あたかも世界のすべてが大人たちのコントロール下にあるような窮屈な錯覚の中で暮らしていましたので、雑草生い茂る自然の中に飛び込んでいくときの開放感たるや、まさにパラダイス!でした。

 

美しくしつらえられた庭園などの素晴らしさも分からないわけではありませんが、どんなに高尚な宇宙観に基づいて造られた庭園でも、どこか人間が安心できるように調和がとれてしまっています。 私はその人間用の ”調和” をやっぱりちょっと窮屈に感じるんですよね。 それに対して、ちょっと見はかわいい道端の雑草の花でも、人間の文明をすっかり吞み込んでしまうような暴力的な力が秘められているのかと思うと、ちょっとMっ気的なあこがれを感じてしまうんです(笑)

 

甲斐さんは雑草に対して、この地球上で必死で生きる仲間としてのシンパシーを感じていると話していました。 私とちがって正しい雑草の愛し方だと思います(笑)

 

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通勤路のつくしん坊

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ミチタネツケバナ

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ヒメオドリコソウ

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林道奥武蔵支線

  • 2017.03.21 Tuesday
  • 17:50

 

ここのところすっかり春めいて来ましたね。 日曜日はいつものようにサイクリングに出かけて来ました。

標高が高い奥武蔵の林道の雪もそろそろ解けた頃かな、と最近気に入っている「奥武蔵支線」からアプローチ。

 

都幾川沿いの梅の花にも春を楽しむ仲間がいましたヨ。

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私は海の近くで育ったのですが、母の里は山間部の村でした。 彼の地にもこのような言い伝えがいくつもありましたっけ。 もちろん最初に言い出した人がいるはずなのですが、きっとみんなが信じてしまうくらい話が上手だったんでしょうね。 そんな人の話を「マジすか!?(◎_◎;)」とか言いながらナマで聴いてみたかったなあ。

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こちらのおとうさんは山仕事の人。 愛らしく片耳の折れた白い犬は子犬から育てた14才らしいのですが、左の茶は山で迷っていた犬を育てたので年齢不明だそう。

この犬とは別に、先日山でガリガリにやせ細った猟犬を保護したときのことを話してくれました。 どうやら猟で使えなくなった老犬や飼いきれない子犬を山に捨てていく人が多いらしいのです。 すぐ死んでしまうだろうと思いながらその老犬を連れて帰って世話していたらどんどん元気になって知り合いのハンターにもらわれて行き、今でもそれなりに猟で活躍しているとのことでした。

そんなことを話してくれる彼の目には怒りも悲しみもありませんでした。ただ自分のやるべきことをやっただけ、という感じ。 ダンディな見た目だけでなく、ハートもカッコいい人でした。

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のどかな山里とまったくのどかでない標識 (^^;)    とは言えキツい区間は少しだけで、おとなりの白石峠より交通量が少ないうえ、より風景や勾配の変化に富んだ8kmの上りは、のんびり走るにはとても気持ちの良い道です。

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奥武蔵の山々は稜線を境に南斜面には針葉樹が植えられていますが、北斜面は落葉広葉樹の林であることが多く、グリーンラインの稜線に北側から取りつく奥武蔵支線も、稜線が近づいて勾配がゆるくなるあたりにはブナやミズナラの林が広がっています。 この林のぜんぶが新緑に覆われるのを浮き立つ気分で想像しながら上りました。

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路肩には少しだけまだ雪が残っていました。

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あずき色の広葉樹の林は飛び込んでもふんわり受け止めてくれそうですが、杉の木は背中に刺さりそうですね(笑)

靄って見えるのは春霞なのか? それともアイツなのか?(>_<)

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尾根道に出ました。 ここから刈場坂峠までほんの少しだけグリーンラインを走ります。

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看板の中央部の向こうの、稜線のハゲた部分のちょい右に堂平山の天文台が。 見えますか?

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国道299号をすこし下って天目指峠越えで名栗みちへ。 そしてもいっちょ小沢峠を越えて飯能駅に。 80kmで1400mアップの、のんびりパスハント・サイクリングでしたとさ。

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すっかり立ち枯れしているように見えるアジサイの枝から、あざやかな緑の芽が顔を出していました。 これから初夏の開花に向けて猛ダッシュで茂っていくのでしょう。 何が、ってこともないけど、すごいもんだなあ。

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河岸忘日抄

  • 2017.03.09 Thursday
  • 11:16

 

眠ることが好きな私は、7時間眠れることが日々の小さな幸せです。 ただ、そうすると帰宅後の自由時間は90分をひねり出すのが精いっぱい。 ここのところはずっとamazonのプライムビデオで映画を観て過ごしていましたが、読みさして机の上に置きっぱなしてあった本にふとうしろめたさを感じて4ヶ月ぶりに頁を進めました。

 

堀江敏幸の作品は芥川賞受賞作「熊の敷石」以来何冊か読んでいましたが、この「河岸忘日抄」もほかの作品と同じように、不思議な浮遊感を味わいながら彼の心の中を遊ぶ、まるで仙人のひとり言を聴くような小説でした。

 

300頁を超える長編なのに、この小説にはストーリーらしいストーリーがありません。 日本で忙しく過ごし、少し働きすぎたと感じた主人公の「彼」は、以前暮らしたことがあるフランスの街にしばらく逗留していわゆる充電を決め込みます。 知り合いの所有する係留された船に庵を結び、備え付けられていた本を読んだり音楽を聴いたりコーヒーを淹れたりして過ごす内省的な時間をそのまま文章にしただけの内容です。

 

とくに印象に残ったのは、直流・交流の話でした。 小学校の頃の理科の実験で先生が直流・交流の違いを教える際、まず交流で点灯された豆電球の明るさを生徒たちに見せ、次に直流に繋ぎ直して、ぱぁっと明るくなったときに生徒たちから歓声が上がるシーンは誰の記憶の中にもおぼろげに刻まれているはずですが、主人公はその明るさが変化しない並列つなぎの方に強く惹かれるタイプだったというくだり。 

 

もちろん私を含めてふつうの生徒たちは、ただ直流の魔力に魅かれたのではなく、物理の不思議さに讃嘆の声を上げたのだと思います。 おそらく作者自身もそこは同じだったのではないでしょうか。 ただ、この比喩には直流型の人間が作る直流型の社会に対するやんわりとした皮肉が込められているのだと思います。 思うことを口にすると「変わってるね」と言われ続けてきた私などは、「彼」という三人称ではぐらかしてはいますが、他ならぬ堀江自身と思われる主人公の人格に深く共感しました。

 

だいたい堀江敏幸は、インタビューでも 「ずっと流れのままに生きてきました。自分の書きたい文章を自分の好きなペースで書いてきて、いつのまにか作家といわれるようになっていました。けれど、自分からそうなりたいと思ったことは一度もありませんし、そうなるためにどこかに働きかけるといったことも、一切してきませんでした。」 などと答えるような人です。

 

誰の心の奥底にも潜んでいるエゴイスティックなどろどろを、自らの心身を削って表現することが芸術としての文学なのだとすれば、ずいぶん肩の力の抜けた彼の作品を物足りなく思う文学ファンも多いのではないかと思います。 たし算がたし算でないと気が済まない直流型の人が読み始めたとしても、10頁くらいで放り出すのが目に見えるようです(笑)

 

ものすごく才能のある人がほどよく力を抜いて書いたこの小説は、たとえばCTIレーベルのjazzを聴いているような、あるいは大谷翔平にキャッチボールをしてもらっているような感覚?  そりゃもちろん大谷の試合での全力投球を観るのは興奮はするけど、直に感じることは出来ませんもんね。 素っ頓狂な例えですが、なんとなく分かってもらえるかしら(笑)

 

ともあれ、世俗の価値観や成功への野心とは縁のない ”世捨て人臭” ぷんぷんな彼の作品は、私にはものすごくしっくり来るのでこれからもずっと読み続けることになると思います。

 

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旧作映画な日々(その7)

  • 2017.02.20 Monday
  • 16:40

 

最近はまた読書を再開しましたので、旧作映画鑑賞はペースダウンしてます。 それでも週2本は観てますヨ。

 

「コンセント」★★★★★

2001年公開。 とても興味深い内容の映画でした。 現代医学はシャーマン的意識状態を病気と見なしていますが、時代をさかのぼればシャーマンは社会にとって、なくてはならない存在でした。 映画はその資質を持った主人公の女性が、苦しみながらもその能力を自覚し、精神的に傷ついた人に救いをもたらすことの喜びに目覚めるというお話し。 監督は中原俊。 東大文学部宗教学科を出たあと日活でロマンポルノを撮っていたという、ちょっと変わったキャリアを持つ人。 しかしこの映画はそのキャリアがどちらも充分に生かされた内容でした。 スピリチュアルな要素をクールに分析していくので胡散臭さは感じませんでしたし、たびたびおとずれる濡れ場のシーンも自然な印象。 主演の市川美和子のお人形さんっぽい個性的なルックスと棒な感じのセリフ回しが、いかにも ”自問する人” という風に見えるので、かえって映画のメッセージを伝わりやすくしていた気がします。

信心するにせよしないにせよ、現代においては世界中の人の宗教観はだいたい三大宗教の影響を強く受けてしまいますよね。 昔は世界中に無数に存在したシャーマニズムや新興宗教も今ではサブカルチャー扱いされる傾向ですが、しかしそれでないと救われないという人が居るのも事実なんですよね。 いや、わたしは無宗教ですが ←誰へのイクスキューズやねん(^^;

 

 

「メゾン・ド・ヒミコ」★★★☆☆

2005年公開。 こちらは性的マイノリティのお話し。 主人公の女性(柴咲コウ)に、何年も会っていないゲイの父親(田中泯)がガンで余命いくばくもないので看取ってほしいと告げに来たのは、父の愛人のイケメン(オダギリジョー)でした。 父は伝説のゲイバーを閉めたあと、海岸沿いのラブホを買い取ってゲイ専用の老人ホームの館長をしていました。 そのホームにアルバイトに通うようになり、思い込みを克服して正面から向き合う覚悟を決めた主人公ですが、彼ら?との関係が近くなるに連れ、その深い苦悩を知ります。

LGBTの人たちの生きにくさは何となく想像できますので、「性的描写を見て自分も目覚めてしまったらどうしよう」 という恐怖からついついこのテーマの作品は避けてきましたが、「龍馬伝」の吉田東洋役で田中泯さんを知って以来、本業の舞踊の独演も見に行ったくらい彼のファンなのでついつい見始めてしまいました。 

ここのところ、世の中の流れは少しづつLGBTの人たちを理解し応援する方向に向かっていると感じています。 いわゆる”ノンケ”ではありますが、私も応援してますヨ! ←これも誰への言い訳やねん(≧▽≦)

 

 

「バンク・ジョブ」★★★★★

2008年公開。 舞台は1971年のロンドン。中古車店を経営するも借金取りに追われる毎日の主人公(ジェイソン・ステイサム)は、幼馴染みの女性から銀行強盗計画を持ちかけられます。 地下の貸金庫には王室のスキャンダルの写真が隠されており、事件はMI-5やギャングを巻き込んだ大騒動に発展していきます。 私はこの時代の車、とくにイギリスの小型車が大好きでしたので、冒頭に主人公の店に並んだ車を見たときにはよだれが出そうでした。 写真の左側は ’62シンガー・ガゼル、右側は '56ビッグヒーレー。ヒーレーの横にはMG1300も並んでいます。ほかにもフォード・トランジット、トライアンフやウーズレー、ミニ、ジャガー、ベンツ、ルノーなどが登場。 ため息が出ます。 私も20代の頃にはジョン・クーパーチューンのミニに乗っていましたが、これは過去に乗った車のなかでももっとも思い入れの深い一台です。

車のハナシばかりになってしまいましたが、映画はとても良く出来ていて楽しめましたヨ。 ここのところシリアスなテーマの邦画ばかり観ていましたので、よい息抜きになりました。 ノンクレジットのチョイ役でミック・ジャガーが出ていたのですが、それを知らなかった私は 「あれ?彼に似てるなァ」 と3回も巻き戻してしまいました。

 

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こちらが今から30年前に私が乗っていたMini。1971年に生産中止となったミニ・クーパーですが、1987年に日本のミニ丸山というショップが当時ご健在だったジョン・クーパー氏に依頼して新たにチューニングパーツを開発。 これはその1987年モデルでした。 ノーマルの42馬力から65馬力まで引き上げられており、峠道をスポーツドライブするにはほんとうに楽しい車でした。 当時ミニ用のエアコンは効率が悪く8馬力も食われてしまうので、夏は扇風機でしのいでましたっけ。 その後、結婚を機にステーションワゴンに乗り換えてしまったので、この車はレース車両として友人にドナドナされて行きました (T_T)

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木の芽どき

  • 2017.02.09 Thursday
  • 11:52

 

ここのところ来院される患者さまの数が増えています。 外出するのがためらわれるくらい冷え込んだ朝でも、早くから多くの患者さまがいらっしゃいます。

日によって、あるいは1日の中でも昼夜の寒暖差が大きくなる春のこれからの時期を、昔の人は ”木の芽時” と呼びました。 「きのめどき」 と読んだほうが通りが良いので、ついそう使ってしまいますが 「このめどき」 が正しい読み方なのはいちおう知ってはいましたヨ(笑)

 

昔から、木の芽時にはおもに心が不安定になりやすいと言われています。  そしてもちろん、心と密接に関係し合っている身体も同じように調いにくくなるのは不思議なことではありません。

 

木の芽時が心や身体の健康に影響を及ぼすおもな原因は一般的に 「寒暖差によって自律神経のバランスが不安定になるため」 と言われています。 しかしそれは自律神経だけの問題ではないように思います。 この時期、動物が冬眠から覚めるように人間も身体全体のシステムが秋冬の自己保存モードから春夏の活動モードに切り替わり、その際に心身が消耗するではないでしょうか。 鏡に映った自分の顔は昨日までと何も変わっていないように見えますが、季節によって劇的に変化するのはまわりの植物や動物だけではないはずですよね。

 

木の芽時という言葉からは、心がふわふわと落ち着きがなくなる状態がイメージされがちですが、じつは ”うつ” の傾向も強調されやすい時期のようです。 実際、統計的にこの先3月から5月までの自殺者数はほかの月に比べて突出して多くなっています。 決算期であることや生活環境の変化が大きい時期と重なることもありますが、やはり気候的な影響も大きいのではないでしょうか。

 

都会で生活していると、この世界がきゅうくつな人間社会だけで出来ているような錯覚に陥ってしまいがちですが、日に日に増していくお陽さまの光の強さや公園の木の芽を観察していれば、自然の一部である自分自身に日々心身の変化があっても不思議なことではないと再確認する機会になるかも知れません。 寒くて多少身体はギクシャクしますが、お天気の良い日にはぜひ外に出かけてみましょう!

 

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「沈黙」サイレンス(ネタバレあり)

  • 2017.01.31 Tuesday
  • 12:13

 

すこし前になりますが、封切り初日に映画 「沈黙」 を見てきました。

 

遠藤周作の原作は読んでいませんでしたが、有名な小説ですのでおおよそのあらすじは把握していました。 見る人によってさまざまな解釈が可能な映画だと思いますので、無宗教ではあるものの人間がなぜ宗教を必要とするのかということには関心が高い一観客の感想としてお読みいただければ幸いです。

 

江戸初期、おもに政治的な理由から幕府は禁教令を発布します。 その後、島原の乱を経てますますキリシタンへの弾圧は激しさを増していくのですが、そんな中、布教の使命感に燃えた二人の若いポルトガル人司祭が長崎のある村へ上陸します。

 

現地の司祭がことごとく連行されてしまったため、道標を失っていた信者たちは彼らの訪日を大いに喜びます。 しかしほどなく密告によって二人とも捕縛されてしまうのです。 一人は信徒を救おうとして殉教してしまうのですが、残った一人は牢に繋がれます。自らは拷問を受けず、その代わりに来る日も来る日も信徒たちの拷問や死を見せられて、ついには棄教してしまいます。

信徒を処刑しても彼らは殉教と受けとめて喜んで死を受け容れたため、幕府は信徒を拷問にかけ、それを指導者である司祭たちに見せて棄教をせまるという手段に方針転換していたのです。 

 

主人公の司祭の苦悩は、信徒の苦しみを見かねたからという単純なものではなく、「殉教」に至るにも複雑な教義があることを知らず、信心をつらぬいて死を得れば必ず天国に行けるという誤った思い込みで死んでいく信徒を見送ることに対する罪悪感。 そして布教の際の民衆や投獄後に接した現地の役人の哲学的な理解度を知るにつけ、自分の行いが思想的に真っ白の未開の地で教えを説いているのではなく、文化的・思想的水準の高い国にある意味戦いを挑む行為であり、はざまに立つ信徒たちにかえって苦悩をもたらしていることへの気づきから来るものでした。 そして何日も苦悶に喘いだあげく、幻聴とはいえ直接神の声を聞いたときに決断するのです。

 

棄教のあと、その司祭は武士として幕府のために働くことになるのですが、その辺はほとんど描かれていません。ただ、彼が亡くなった際、日本人の妻はなんと火葬される彼の手に信者から受け継いだ木彫りの十字架をひそかにしのばせるのです。

 

棄教後の司祭がどう生きたのかは、このラストシーンだけで理解できました。 教義を説いて信者を増やすという大きな達成感を伴う聖職者としてのキリスト教ではなく、教義抜きの実践のキリスト教を生きて、彼自身や彼に関わった人を救ったのだと。

 

 

監督のマーティン・スコセッシはインタビューで試写を見た神父の言葉を紹介していました。 幕府の拷問は疑いようもない暴力ですが、宣教師が民衆に 「これが普遍的な唯一の真実である」 と思い込ませたことも、ある意味暴力なのではないかと。

たしかに、本国の教会からすればキリスト教の影響力を広めていくために信者を洗脳し、消耗品として現地の宗教や政治体制と戦わせることは、自らの腹の痛まない ”戦争” だったのだと思います。

 

宗教は、人の心を救済したり社会に秩序をもたらしたりと、その権威が行き届く範囲ではとても有益なものですが、ひとたび他の宗教や同じ宗教の他宗派との対立の構図が生まれてしまうと、とたんに表情を変えて無慈悲な行いを厭わなくなります。

それは過去の、いや現在に続く歴史が証明していますよね。 フォロワーさんを失いたくないのでこれ以上は書きませんが(笑)

 

 

この映画、スコセッシ作品ということで気合いが入ったのか、俳優たちの身体は干物みたい仕上がっていますし、アカデミー賞撮影賞にノミネートされたように映像の迫力はもの凄いです。スタッフ全員がこの映画に込めた熱量がビシビシ伝わってきました。 なかでも私がいちばん印象に残ったのは、自身も映画監督である塚本晋也が演じるモキチの演技でした。 ”水磔”(干潮のとき磔にし、満潮になると溺死に至る拷問)でなかなか死にきれないシーンの撮影では、日米のスタッフ全員が涙したそうです。

彼の表情や演技を見るだけでも、この映画を観に行く意味があると思います。

 

予想通り 「沈黙」  は今回のアカデミー賞作品賞にはノミネートもされませんでした。 キリスト教社会では受け容れられにくいテーマをあえて映画化したマーティン・スコセッシ監督に敬意を表したいと思います。

 

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狭山湖って北側も走れるのね

  • 2017.01.24 Tuesday
  • 13:34

 

いよいよ冬将軍が本気出してきましたねえ。 週に一度の日曜サイクリングもスピードの出るロードバイクだと私のゆるゆる強度ではまったく身体が温まらないので、マウンテンバイクで出かけてきました。

 

コースはいちばんお手軽な狭山丘陵。 今までは八国山緑地から六道山トレイルを往復しておしまいだったのですが、所沢に住むチームのシブさんから聴いた話では、狭山湖は南側の六道山トレイルだけでなく北側を周回する未舗装路があって、ぐるっと一周できるのだとか。 マウンテンバイクでここに通いはじめて丸4年、なんともったいないことを、、(*´Д`)

 

 

一般道は所沢まで。 そこからはいつもどおり八国山緑地のトレイルへ。

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コナラやブナの落ち葉の吹き溜まりは、後輪の埋まり方でお分かりのように寝転んでみたくなるほどふかふかでした。

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尾根道西端のいつもの休憩ポイントの木。 アフロヘアーみたいにまあるく茂っている姿しか見たことがなかったのですが、骨組みはこんなだったのね。 毛足の長い犬をシャンプーしたときのあの感じ?

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西武園遊園地を右手に見ながら多摩湖自転車道へ合流。

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西武ドームを過ぎたら多摩湖とさよならして、狭山湖南側の尾根道 六道山トレイルへ。 ”芝生の丘へ上るのに往生している弟くんをおねえちゃんが手助けしている図”を撮ろうと思ったんだけど、カメラを出すのが間に合わず、、

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南国生まれの私はシダが大好き。 カメラを向けてたら 「なにか珍しいものがあるの?」 とマダム。「シダ撮ってるんです」 と私。「シダ!?  アタシなんか庭に生えたらぜんぶムシッちゃうけどねー、ガッハッハ」 だって(^^;

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六道山の展望台を過ぎたら右に折れて北岸へ。 こちらは自動車の侵入も許されているようで、かなり踏み固められたジープロードでした。

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途中にあった案内板には小規模な湿地がいくつか表示されていました。 そらはじめての場所に来たら探検してみたくなるじゃないすか。 「大谷戸湿地」を選んでゴー。 しかし、順路には自転車進入禁止の表示が。 しかたなくハイキングコースを10分ほど歩いたのですが歩いて正解、ふかふか落ち葉の散策路は気持ち良かった。↓こんなんいらんけど(◎_◎;)

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たどりついた大谷戸湿地は冬枯れ中で地味〜なかんじでした。 春になればきっと青々とした葦の原にトンボや蝶があそぶ姿が見れるのでしょうね。 

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湿地の畔にある案内所をたずねてみると、人の良さそうな職員さんが話しかけてくれました。 狭山湖北側の雑木林や湿地、里山の景観を野外展示とする 「さいたま緑の森博物館」 の責任者の長谷川さんでした。 

私の自転車装束を見て、学生時代は旅が好きで自転車にテントを積んで日本中を走ったことなんかを話してくれたり、ブログ用にと写真を撮らせて頂いた際には当方のDP-1に 「いいカメラをお使いですね」 とのコメント。 変わり者しか使わないこの偏屈カメラのこともご存知とは。 ホジればそうとうおもしろい人なのは間違いありません。  春になって湿地がにぎやかになった頃にまたお話しを聴きに行こうと思います。

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遊歩道脇にとつぜん現れる母子地蔵。 夜にはちょっと出会いたくないかも(^_^;)

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風もなくおだやかな湖面に陽射しがキラキラ。 うっかり昼寝でもしてしまいそうでした。

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ほなさいなら♡

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